立冬の朝は濃霧。僕の住んでいる地域では霧が良く出る。そして濃霧っていうのは本当に濃霧。見えない。
庭のフェンエルにかかった蜘蛛の糸にも霜が降りて水玉になっている。
あたりは露でびっしょり。昼にやっと太陽が顔を出すと気温が一気に上がり湿った畑や田んぼから湯気が立ちのぼる。
赤とんぼも残り少ないチャンスとばかりに伴侶を見つけ産卵している。
紅葉は少しづつ里に下りてきている。仕事場の国道をはさんだ正面の山が紅葉し始めて夕日を浴びると美しく、仕事の合間に手を止めて眺めることもしばしば。