東山魁夷展

 東山魁夷展を見に午後、カミさんと宮城県美術館へ。
121020
 愛犬小春は留守番。(カミさんのお母さんが世話と様子を見に来てくれます)
121020
 エントランスのダニ・カラヴァンの作品。
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 見上げると沢山のトンビが舞っていた。仙台は自然豊かな都市だ。
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 東山魁夷展
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 見覚えのある作品だと思ったら北澤美術館の作品があった。諏訪湖のほとりにある北澤美術館が出来た頃に何度か行く機会があった。アール・ヌーボーのガラス美術館として有名でエミールガレのランプなど見応えがある作品がたくさんある。日本画も少し飾られていて、小さいけどセンスの良い美術館に東山魁夷のこの「晩鐘」はとてもお似合いだった。今でも北澤美術館で買ったピラミッド型をしたガラスのペーパーウェイトは3つ手元にある。
121020
 東山魁夷の作品はこれだけ印刷技術が発達しても、霞や雪や水や空気を再現するのは無理みたいで、お土産のポストカードやカタログは本物の微妙な感じをほとんど再現できていなかった。色の種類を絞って、でも、豊富なトーンで表現した作品がやっぱり東山魁夷さんらしくて素晴らしかった。
 宮城県石巻市出身の高橋英吉の木彫の小企画展が思わぬ拾い物。充実した作品展でこちらも堪能。その豊かな才能を発揮すればもっともっと沢山の素晴らしい作品が残されたであろうに30才で戦争に召集されて、翌年31才の若さで戦死している。
121020
 ギャラリー・くろすろーどによって嵯峨卓さんの鍛金の作品を見てから帰る。
 兎の顔がかわいくて、思わず在廊していた嵯峨さんに「ウサギ飼ってるんですか?」と聞いてしまった。飼ってはいないけど住んでいる所には普通に出没するみたいです。どの作品も叩いて叩いて作り上げられているから、細部まで「心を込めて叩いてる感」が伝わってきて充実している。ウサギやシーラカンスが素敵でした。
(先日、撮影した嵯峨さんの動くウサギの彫刻の動画はこちら