全面の稲が倒れてしまった田んぼ。肥料をやり過ぎると倒れてしまうというのは聞いた事があったけど、成長過程で一度田んぼをカラカラに干すと根本がしっかり固まって倒れにくくなる、と教えてもらった。兼業農家だと仕事と天気の兼ね合いで思うように水管理をするのが難しくてわかっていても失敗する事があるとも。

稲が倒れてしまった田んぼは毎年少しは見る景色だけど、今年はいつもと違う事がある。

ものすごく雑草が生えてしまった田んぼが例年より目につくのだ。目につく、というレベルではないな、あちこちの田んぼで稲が雑草に負けそうになっている。

田んぼを見なれてない人にはわかりにくい写真かもしれないけど、この田んぼも、ほぼ全面を稲より高く育った雑草が覆っている。後方に見えているのは稲穂じゃなくて猫じゃらし。全部。

一枚二枚の田んぼなら毎年あるし、忙しくて除草剤を撒くタイミングが遅れたのかなと思うだけだけど、今年はここは休耕田だなと思ってよく見ると稲を植えている田んぼというところが少なくない。しかも辺り一帯全部のところも。

大雨が続き除草剤が流れ出てしまって効かなかったのか、その後の猛暑で一気に雑草が伸びてしまい対処が追いつかなかったのか。

でも花粉のかおりもつよかったし、残暑も続いて米自体はよく育っているみたい。雑草だらけの田んぼでもコンバインなら稲刈りの問題は無いのかな。

とにかくずっと田んぼを見てきたけど、ちょっといつもとは違う風景に思える。なぜ、今年の田んぼは雑草だらけになってしまった田んぼが少なくないのか、答えを知りたい。知っているお百姓さんがいたら、是非教えてください。