花森へ

先日の個展「山中 環 彫刻展 with flower」はギャラリーの企画で石の彫刻と伊達冠石の花器の二部構成でした。

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さらにギャラリーの方の企画で花器に実際に花を生けて展示したいただきました。長く作ってきて時々は自分でも花をさしてみたりしたことはあったけど、展示された空間を見て驚いた。こんなに活き活きした花器を見たことなかった!どうしたらこんな発想になるのかと思われるような生け方なのに奇をてらったようには見えずに当たり前の顔をしてそこにあって2重に驚かされた。

今回のこの企画の監修をしていただいたのが「花森」森春雄先生。ギャラリーの企画だったので直接面識はなかった。NHKテレビの花を飾るなど色んな所で活躍されていて、とてもお忙しいのは知っていた。タイミングが合わないとなかなか会うのは難しいということも。だけど、どうしても直接お会いしてお礼が言いたかった。仙台に来ていたのでダメ元で電話してみると、たまたま会社にいて今日はこの後外出の予定は無いという。電話して5分後には僕はもうビルの中の「花森」の素敵な空間の中にいました。

初めましての森先生は笑顔の優しい方で「自由に生けさせてもらった」と言っていただいた。上の写真の上段中央、一輪挿しにあえて花を挿さずにエアプランツをまとわせるっていうアレンジを最初見た時、僕はのけぞったけど毎日見ていて全然飽きなかった。すごい発想だなと楽しんでいたけど、それも「受け入れてもらえるかどうかと思っていた」と言われたので「最高でした!」と言えてよかった。

石は重いから通常の花器だと倒れてしまうような重いもの(あじさいとか)や、小さな石の花器にすごく長いものを生けるのも面白い、という事を教わりました。僕の石の花器をお持ちの皆さん、是非お試しあれ・笑!

森春雄先生、ありがとうございました。

公式サイトはこちら

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