六本木で待ち合わせ。田舎者は遅れないように、少し早めに行って安田侃さんの大理石の彫刻と

ブロンズの作品をミッドタウンで見る。

ビルの中の玉石ごろごろ見たりして都会の街歩きを楽しむ。

上京していることを知って連絡くれたMaoさんと今年最後のランチ。
SNSをやっていると、お互いの自由になる時間の、わずかなタイミングで、こうやって会えるのは嬉しい。

春に初めてランチしたけど、今年もう一度、一緒にランチできるとは思わなかった。

柚子のクリームパスタ。サーモンと青菜の組み合わせまではあるかもしれないけど、柚子がすごく効いていて、とても美味しいパスタだなぁと思った。ほんの少しのカリフラワーも食感のアクセントになっていて心憎い。

パンケーキの美味しい店として評判らしい。だけど、このクレームブリュレを食べさせたくてこの店を選んでくれたんだという。（田舎者はお店のチョイスは全部おまかせです）
クレームブリュレがデザートの中で一番好きだけどちょっと驚いた。丸くて底の深い器で食べるのが一般的。そうすると、すくって食べる柔らかなカスタードクリームとその上の焦がした硬いカラメルが、9：1くらいになる訳です。でもこの、ココノマ シーズン ダイニングのクレームブリュレは大きめのお皿に広く浅く盛られていて、一口食べるとクリームとカラメルが1：1な感じになる。優しいクリームと、焦げて少し苦みの混じった固いカラメルとのバランスが絶妙すぎて至福。生涯で一番美味しいクレームブリュレとなりました。
本当はランチに追加オーダーできるのは小さなものだけで、この大きなデザートは2時以降にしか提供されないのを、ウェイトレスの方が「ちょっと聞いてきます」と言って出していただいた。そうじゃなきゃ次に、東京に来るまでおあずけだった。ありがとうございました。

そのあとすぐ近くの、権八 西麻布でバイトしているMaoさんに中を案内してもらう。
おー、クエンティン・タランティーノ監督がセットの参考にしたことが良くわかる。キル・ビルのテーマソングが流れてきそうだ。それにしても広い空間だな。

KILL BILL 見たことない人で、スプラッター嫌いな人は後半は見ない方が良いよ。

3階のテラスは、KILL BILLのラスト、雪の中でブライドとオーレン石井の対決のシーンの参考になってもいるらしい。

ブッシュ前米大統領と小泉純一郎元首相が2階を貸しきりにして会食したりキル・ビルの大ヒットで外国人の客が6割を占めるという話の通り、「見学」したときも外国からのお客さんがほとんどだった。

それにしても、ランチで自分のブログを検索してもヒットするのはほとんど大震災以降。それ以前のはヒットしても自分ひとりのランチ（というか弁当）の事がほとんど。誰かと一緒にランチするようになったのは、ここ数年のことだ。数年前の自分からは考えられない。今年もいろんなところで、いろんな方と一緒にランチをしていただきました。ありがとうございました。

そして、今日の2014年ランチ納め。なんて幸せな。ありがとう、Maoさん。