びっくり亭

六本木から蒲田へ。蒲田はカミさんとの生活をスタートした思い出深い街。蒲田は今では羽根付餃子発祥の地として有名だけど、僕らが住んでいた頃は羽付餃子の店はニイハオくらいだった。今は無いとても美味しいフランス料理のお店もあったし、初めて外食で天ぷらを食べたのも蒲田の駅ビルだった。安くて美味しい店がたくさんある街。

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そんな中でも僕がとても好きだったお店が「びっくり亭」というステーキ屋さん。店の名前の通りびっすりする美味しさでびっくりする値段だった。2階で宴会などすると裏メニューの魚料理なども供されて、これもまたびっくりする美味しさだった。ここでしか飲めない「ヴェレナー・ミュンツライ」というワインを飲みながらステーキをいただくのは至福だった。ただ、その後、蒲田に行った折に訪ねても店は無くなっていた。ところが約20年くらい前に東口から西口に移転して店が続いていると知った。そしたら行くでしょ。

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20数年ぶりのびっくり亭のステーキ。息子さんが継いでいるようだった。先代とは少し違うところもあったけど、そんなことで文句を言えるほどの常連ではなかったし美味しい。オヤジさんが自分で仕入れていると話していた、ここでしか飲めなかった「ヴェレナー・ミュンツライ」は飲めなかった。でも、幸せ。

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その後、恵比寿から美術館を目指す。恵比寿駅の前に建つゑびす。(顔が怖いよ)

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別の場所を目指していたところ、一度仙台のお店でお話したことのある方が、偶然、東京にいて河鍋暁斎展を見たとInstagramにアップしているのを山手線の中で見た。急遽予定変更して東京駅で降りて「画鬼 河鍋暁斎展」に向かう。