沖縄で起きていることはこれからの日本の姿

facebookには「過去のこの日」という機能があってその日に以前、何があったか知らせてくれる。2年前の今日は、角田市長に「子どもたちの甲状腺検診の実施を求める署名」を提出してきた日でした。それを受けてfacebookにエントリーした内容を転載。

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結局、角田市では僕らが求めた甲状腺検診は実施されなかった。原発事故の後、自分の責任で行動した首長は、菅谷 松本市長や、泉田 新潟県知事 、福島県双葉町元町長 井戸川氏を始めほんのひと握りだった。「県」>「国」へ責任転嫁のたらい回し。村井宮城県知事は事故直後に「宮城県に放射能被害は無い」と言い切ったために、福島との県境で多くの支援が止まった。まるで放射能が県境で止まったかのように。だから、ここでは4年経った今でも、お母さんお父さん達がボランティアで、休日返上で、自主的な検診を続けている。
角田市で検診が実施されないことが決まった際に、せめて有意義な講演会をと、チェルノブイリを現地で経験した医師でもある松本市長の菅谷昭氏を要望したが、結局呼べなかったと言われた。その後、宮城県南部の仲間が有志を募って実行委員会を作り講演会を企画した。菅谷昭氏は多忙な日程の中、今年の春、宮城まで来てくださり、有意義な講演会は開催された。
※こちら→菅谷昭氏 講演会
15031502菅谷氏の温かでていねいな対応も忘れられない。結局、本気かどうか、だ。リーダーが、どこを見て誰のために何をするか、だ。
そして今、沖縄ではアメリカの顔色を見ている政権が、目を覆いたくなるような暴力を日本国民に、連日ふるっている。この身に放射能を振り撒かれてから、この国にある全ての原発を作った今の政権の人間が、何をやって何をやらなかったかずっと見て来た。そして今、国が沖縄県知事を訴えている。沖縄県民の民意を受けて当選した翁長 雄志沖縄県知事が、県民の民意を反映した行動をとるのは当たり前の事。国のやっていることは沖縄の人たちを馬鹿にすること。見て見ぬふりをすることは見捨てることだし、沖縄に友だちがいる僕も馬鹿にされているに等しい。

そしてこれは「沖縄」に対してだけ行われていることではない。時の権力者が自分たちに従わない国民に対して、これから行おうとしていること、そのものだ。

【2015/12/08:追記】
本当にこのままでは沖縄で死人が出るよ。