村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―
横浜美術館に見に行く。
火曜日だったので、このWebページをiPhoneで提示して200円引きでチケット購入。
いきなりアンゼルム・キーファー。以前の東京での個展の時、どうしても行かれずに、見に行く友だちに図録だけ頼んで買ってきてもらったアンゼルム・キーファーの本物の作品に初めて触れる。
漢時代の灰陶犬俑。犬がリアルでカワイイ。
イギリスのスリップウェア。大学の時の友だちが卒業後に本格的に陶芸を始めて、英国でスリップウェアの焼き物を作っている記事を芸術新潮で読んでから、「スリップウェア」には強く反応してしまう。
魯山人の椀。
幌馬車ひとつまるまる奈良美智の作品。青森県美術館にも同様の作品があった。
作品の中ではHumbert Humbert が繰り返し流れていた。
HIROMIXが世間に登場した衝撃的なセルフポートレート。
奈良美智「ハートに火をつけて」を中心にたくさんの作品。奈良さん以外の作品も。「スーパーフラット」ならでは。
Loretta Luxの一番好きなポートレートが普通に飾ってあって驚いた。写真右下も、loretta lux。素晴らしい!
鏡を使った作品を撮影して自分も映り込む。
両性具有の肖像。フランク・ベンソンの「JULIANA」。色が何とも言えない。(村上隆のコメンタリー)
村上隆のコレクションした作品を、フラットに(混ぜて)展示したコーナー。いろんなエネルギーが集まって渦巻いてる。
アラーキーのセンチメンタルな旅のオリジナルシルバープリント。ボートの中の胎児の様な陽子の写真の横に遺影の陽子(涙)
李禹煥
何に使ったのだろう?穴だらけの玉鉢。この作品でものすごくインスピレーションもらった。秋の個展のための新作に、きっと影響する。
見逃したら後悔すると思って無理して来て良かった。混沌としていて全然フラットじゃ無いけど、村上隆の選択と言うキーワードの前ではスーパーフラットということなんだろう。本当にすごい作品展だった。こんな風にいろんな作品を(フラットに)混ぜて見る、という体験自体も刺激的だった。
美術館のコレクションから好きなモノを見て帰る。イサムノグチ「真夜中の太陽」
これもイサムノグチ。
作品の中に写り込んだ自分を撮ってみた。
楽しくて刺激的な作品展だった!!!
(写真は盗撮ではありません。単体で写さず展示風景としての撮影は許されています)
→横浜美術館 村上隆のスーパーフラット・コレクション
→村上隆のスーパーフラット・コレクション特設サイト
→村上隆が語る!「スーパーフラット・コレクション」