ヨシダ ナギさんの個展、HEROESを見に行く。
KANZAN GALLERY 特別展示。
ビルの階段を上って二階の会場に着いたら入り口に靴がいっぱい。見せ方も凝っていて、靴を脱いで見るようになっていた。
会場は灼熱の砂漠か、夏のビーチかと思うような真っ白な砂で敷き詰められ、枯れた流木も。裸足で砂を踏みしめながら写真を見るという、たぶん最初で最後の体験は触覚もくすぐられ、写真のテイストにもあっていて気持ち良かった。
ちなみに僕が暮らしている東北の田舎町は、都会の人は驚くかもしれないけど、靴を脱いで上がる床屋やカフェが珍しくなくて、靴があふれたギャラリーの入り口で自分がどこにいるのか一瞬わからなくなった・笑
ヨシダナギさん(→公式サイト)は、文字通り「裸になって」世界中のいろんな部族に飛び込んで写真を撮り続けている女性の写真展。
これを見るのをとても楽しみにしていた。
そして期待をはるかに超えていた。
どれだけエネルギーもらったか。
きっと忘れられない写真展になる。
写真が好きな、人間が好きな、東京の友だちに超おすすめ。暑い夏の日に見るのが似合う写真展だよ。
一部屋だけの会場をぐるぐる何週もして見た。
サイトでも写真のいくつかは見られるけど、床の砂まで真っ白に輝く空間の中で、輝くようにプリントされた写真を網膜に映す快感と足の裏の快感(笑)は、実際に会場で見た人だけが受け取ることができるギフト。モニタで見るのとは全く違う。
足が砂で白くなるけど・笑(ウェットティッシュが大量に用意されてるからご心配なく)
ガンガン拭いて、ガンガン捨ててって・笑
当エントリーの写真は盗撮ではありません。撮影と公開はヨシダナギさんに許可されています。
このDMのポストカードは宝物。帰って大事に飾ろう。