アラさんがくれた大きなお玉

カスピ海の北西に位置するロシア連邦内のカルムイク共和国での彫刻シンポジウムに2年連続、それぞれ2ヶ月弱参加して、いよいよ本当にサヨナラって時に、滞在中の料理を作ってくれた女性料理人のアラがプレゼントしてくれた木製の大きなおたま。

台所にお守りのように飾っていたのを落としたら折れてしまった。悲しい。
きっと何かの災いの身代わりになってくれたと信じて、修復しよう。
アラの書く文字がレタリングのように美しかったことを思い出した。紙ナプキンにボールペンで書いてくれた詩が、それ自体が作品みたいで持ち帰ってきた。どこにしまったんだろうか。

原発事故で放射能が東北の地にまかれてから6年。危険な初期被曝を少しでも避けるために宮城に越してきてからずっと続けていた家庭菜園を中止していたけど再開することにした。一時期は100坪以上の畑でミニハウスまで建てて、かなり本格的にやっていた。

少しでも放射線値を下げるために、放射能の降った表土を約20cm削り取って開墾始める。猫の額だけどね。

居酒屋我家、今宵開店。瓶詰めのアンチョビと部落の高橋さんにいただいた春キャベツで、僕が風呂に入っている間にカミさんが作ってくれたパスタ。高橋さんのキャベツが美味しすぎ。いただいた時に極細の千切りにして食べてうっとり。今度、作り方の秘訣教えてもらおう。赤ワインとベーコンエピ。

ベーコンエピを偏愛してる。バゲットのパリパリの皮、ベーコンの油と塩気の沁みたパン生地。たまらん。赤ワインぐびぐび。

赤ワインからホッピーと海苔ワサビの枝豆豆腐に切り替えて、居酒屋モード。冷奴は海苔わさびがうまい。美味しい豆腐は海苔とわさびで食え!て言ってた、青森のざる豆腐屋さんの言う通り。