MINAMATA -ミナマタ-

今朝も収穫は緑ばかり。

ピーマンて1本の木でいったいいくつもの実をならせるんだろう。

早速昼に焼いていただきます。

長崎ちゃんぽん 麺1.5倍 薄皮ぎょうざ5個セット 810円

コロナ禍で多分2年近くぶり。相変わらずうまい。

#tamakiラーメン2021 70杯目

映画”MINAMATA -ミナマタ-”を観た。

映画から帰って居酒屋我家、開店。

でがけに畑の秘伝豆茹でておいたし、

三田農園の生落花をあやこさんが

てと市から届けてくれたので

海水の塩分濃度で50分煮て20分そのまま浸けておいた。

ぬか床の中で緑から赤くなった万願寺とうがらしのぬか漬け。

 


 

プロジェクターを買って始めた週末ホームシアターではなくて、今宵は「本当」の映画館で”MINAMATA-ミナマタ-”を観た。コロナ禍で映画館にも行かれなくなって始めたホームシアター。最後に映画館で映画を観たのはいつだったか、何でも記録している自分のブログを検索したら「パラサイト 半地下の家族」だった。まさか世界中がコロナの悪夢に包まれるとは思いもしなかった2020年2月15日の事。
主演のジョニー・デップがプロデューサーも務めている、MINAMATA。観るにも体力いるかと思っていたけどあっという間の2時間だった。いつもは貸切が多いレイトショーなのに20人はいたんじゃないか?しかもエンドロールが終わってもだれも席を立たなかった。エンドロールの最後まで観てこその映画なんだよ。
そして原発事故による放射能汚染に巻き込まれた僕にとって”水俣”は原発の合わせ鏡の様に見えた。ただ自然と共に素朴に生きていきたい、というシンプルな想いを金の欲によって潰されたこの悔しい思いだ。推進してきた国や企業は責任を取らず、誤魔化し、隠蔽し、過小評価し、証拠を残さず、被害者を分断する。被害者が死ぬまで、ひたすら時間稼ぎをする。
そして今、この国の政権がやっていることは渦中のコロナにも当てはまる事が多い様に感じる。

写真家ユージン・スミスの妻で今も水俣と関わり続けるアイリーン・美緒子・スミスさんが(脱原発を訴えた)経産省前のテントの中で考えた

「水俣と福島に共通する10の手口」

01 誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する
02 被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む
03 被害者同士を対立させる
04 データを取らない/証拠を残さない
05 ひたすら時間稼ぎをする
06 被害を過小評価するような調査をする
07 被害者を疲弊させ、あきらめさせる
08 認定制度を作り、被害者数を絞り込む
09 海外に情報を発信しない
10 御用学者を呼び、国際会議を開く

 
映画の最後にも出てくるけどチッソも国も申請した人のほとんどを水俣病と認定していない。僕には見ないふりして死ぬのを待っている様にしか思えない。それはこの国を司る政治家の一貫した態度だ。
水俣病でも。
原爆でも。
原発の放射能でも。
そして、コロナでも。

誰のための政治。何のための”国”なんだろう。
 


 

MINAMATA-ミナマタ-(公式サイト)

朝日新聞デジタル PREMIUM A
MINAMATA ユージン・スミスの伝言

・最後にちょっとびっくりした話。カミさんが、LIFE誌の金髪の秘書役の女性をどこかで見たことがあるとずっと考えていたんだけどなんとイギリスのメゾソプラノの歌手のキャサリン・ジェンキンスだった・驚!カミさんが歌うのを聞いてからカッチーニのアヴェマリアが大好きなんだけどその中でもキャサリン・ジェンキンスの歌うカッチーニのアヴェマリアがダントツに好きで何十回見ているかわからない。でも人の名前と顔を覚えられない僕は同一人物とは夢にも思わなかったけど。