iMacを買った。

 5年目を終わろうとしていたeMac(このブログを始めた時期とeMacを使い始めたのはほぼ同じ2003年の6月だった)が再起動を促すメッセージが出て落ちるようになったり再起動に何度も失敗するようになりいつ起動しなくなってもおかしくない状況になっていた。
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 20インチiMac(2.66 GHz Inter Core 2 Duo 4GB 800 MHz DDR2 SDRAM)を大事なメモリだけ最高まで積んであとはカスタマイズ無しに”Parallels Desktop 3.0″と”Photoshop Elements 6″と共に6日にappleのサイトで注文し9日に到着。
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 今日の様子。(クリックで拡大)”Parallels Desktop”の上でWindows2000をMaxOSXのLeopard共に起動中。調子に乗って”Puppy Linux”も。OS8.6の頃から愛用していた”FinderPop“がOSXに対応。最高!


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 LeopardはOSだけは出た当初に買って(Tiger(10.4)を使っていたeMacに)インストールしたが使えなくなるアプリケーションが多くTigerにダウングレードしてそのままになっていた。
 まず到着したiMac(Leopard)にTigerも導入して必要に応じて再起動して使おうと思っていたらインテルMacにTiger(10.4)のインストールは不可能。僕が仕事で使っているソフトはLeopard(10.5)では動かずLeopardに対応している最新バージョンのセットは何と298.200円!突然のiMacの出費だけでも精一杯なのに無理。それにしても今までのOSもアプリもインストールできず何十万もかけて最新のものを買い続けなくてはいけないのはいくらなんでもひどい、と思った。
 関係無いけど僕のまな板はちょっと高いけどカンナのかけ直しを何回でもしてくれる。そうやって一生使える。。。
 といっても始まらないので新品のLeopardをすぐフォーマットしてしまい320Gのハードディスクのパーテーションを切り直す。5GBをPhotoshop等のキャッシュ用に、20GBをParallels DesktopでインストールするWindows専用に、残りをMaxOSXに。パーテーションを切ったらLeopardをインストールし直してターゲットモードにしたeMacとFirewireでつなぎHOMEや設定の移行。
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 iPhoneで管理している50,000枚を超えるデジカメ写真やiTunesの音楽は全て外付けHDにためて(さらに毎晩2重にバックアップするようにして)いるためhomeフォルダの外にあり設定ごと移行するのは少しやっかい。iTunesのapple storeで買った曲はプロテクトがかかってうまく移行できずパスワードを打って移行。
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 部屋の3台のPCとその周辺機器の膨大な電線やUSB等のコードを配置し直すのを機にラベルを付けながら整理し直す。
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 ウェブサイト作成の際の表示確認と年賀状の宛名管理と印刷、Excellで確定申告をまとめる時にほぼ使用が限定されているWindows機はテレビのキャプチャカードを挿して、、、
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 テレビを見られるようにする。640×480サイズでしか見られないけど仕事中にちょっとニュースを見るくらいだから充分。何より465MHzのCPU、256MBのメモリで動くんだから文句言わない。
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 今まで主にテレビとして使っていたMacPerformaはiMacが来たので僕の部屋から押し出されテレビの無かった居間へテレビとして配置。Windows機をおいたら最低なムードになるところなのにMac(のしかも古い機種)は置くだけでお洒落。
 iMacにアプリケーションをインストールしたりしてサイト管理を始めMacでやっている仕事だけは中断しないように夜な夜な睡眠時間を削ってセッティング。無事、Macの中でWindowsも動くようになったのでMacで動かなくなってしまったアプリケーションのいくつかはWindows版のソフトをMacの中のWindows2000上で(ややこしいな)使う事にする。それにしても、今までよりはるかに性能はアップしたのに必要なアプリケーションは対応していないために無理矢理Macの中でWindowsを動かすなんてものすごく本末転倒だ。でも非力な僕のWin機よりMacの中のWindowsの方がはるかにサクサク動いているのが皮肉だ。でもこれで年賀状の印刷のためだけにWIndowsをわざわざ立ち上げなくてもいつも動いているMacで今年は印刷できる。
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 ところでデータの移行も、地元の方に頼まれた急ぎのDTPの仕事をこなしてWeb入稿も無事終えた11日木曜日以降、僕のeMacはとうとうすぐにフリーズが頻発して恐くて仕事に使えなくなってしまった。iMacを買って怒っているのだろうか。
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 そこで駄目で元々。eMacを分解して徹底的に掃除してみる。
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 コンプレッサーで徹底的にホコリを飛ばす。
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 それでも時々画面にまでエラーログが侵蝕してくる恐ろしい画面を見せながらフリーズしてしまう。でも、大分調子が戻って来た。もう少しがんばって僕につきあってくれ、頼む、eMac。
■参ったなぁな点
・photoshop7が起動しない
・Illustrator10は起動するが使えない。スウォッチが読み込めない。再インストールはインストーラーが落ちてしまい出来ない。
・ATOK2005 インストールできず
・Jedit4動作せず(Jedit Xにアップグレードした)
・買う直前にコメントで知ったけどeMacのCRTモニタに比べて非常に見にくい。角度によってはデリケートな色や薄い色はほとんど見えない。広いのは良いんだけど。
■ 最高!
・iPhotoの動きがiMacになってeMacに比べ劇的に軽くなった。メモリのせいが大きいのだろうけど、毎日のように撮っている一眼レフの解像度の高い写真を取り込んでいらないものを削除するだけで(海の底で作業しているように動作が緩慢で)大仕事だったのがあっという間。
・バックアップをきちんとやっていなかった頃、生涯のデジタルデータ全てを無くしかけた恐ろしい体験以来データは2重3重に毎晩(4つの外付けHDにSync!Sync!Sync!の有料版で)自動的にバックアップをとっていた。システム自体も”Carbon Copy Cloner”で1週間に1回、バックアップしていて大変だった。Leopardは外付けハードディスクをタイムマシーン用にするだけで終わり。後は何もしなくていい。
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Photoshop Elements は自動で調整できるツールが多くその結果も良くておどろいた。Web用に使うには結構いいかも。だけど僕が良く使う「アクション」機能が無く、バッチはあるけどWeb用に大量の写真を自動的に保存することができない。バッチで解像度だけ変えてもファイルサイズが大きすぎる。なによりCMYKモードを扱えないのでDTP作業不可・痛い。(ちなみにPhotoshop Elementsはアップグレード対象にiPhotoが含まれているのでMacユーザーは自動的にアップグレード対象になる。間違って高い製品版を買わないように・笑)
※メインPCの移行作業中、このブログにコメントしていただいたのに削除されてしまったものがあるはずです。せっかく書いていただいたのに、ごめんなさい。