ひよこ豆のおから

 きのう、ひよこ豆の豆腐のエントリーをしたのですが。
 豆腐を作ると必ず「おから」というものが発生します。豆腐を作るために絞った残りですね。カミさんにおから料理をお願いしてました。
 僕は中華とイタリアンを家庭内では担当していて、このブログで時々えらそうに(うまくいった時だけ)写真入りでアップしているせいか、あのパスタを食べたいとか言ってくれる方がいるのですが、味はたぶん普通です。中華もイタリアンも素材に素朴。調理もシンプル。日本料理は難しい。僕には出来ない。おから料理なんて作れない。

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 ひよこ豆のおから。全くクセや嫌みが無くて美味しい。ちょっとびっくりするほど。これなら美味しいヒヨコ豆豆腐を作れるようになるための練習をする心配がなくなりました。失敗してもヒヨコ豆おからは最高。ちゃんと全部食べます。

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 ヒヨコ豆おからを盛りつけたお皿は、おとといから我が家の一員になったえみし窯の粉ひきの器。毎日使って幸せになる器で食卓が彩られるのはとても幸せな事。ありがとう、マサさん!

 そして、ここに写っている野菜は心ある西の方からの援助物資。分けていただきました。原発事故後、放射能の健康被害を心配する仲間の間では、西の野菜や北海道の野菜をいただいた時に少しずつでもみんなで分け合っていただいている。僕は子どもの頃、食事の際に醤油が無くなると、母親に言いつけられてアパートの知り合いのところに醤油差しを持参して、いっぱいになるまで入れていただく、という事を何度か経験した。東京でも40年くらい前までは普通にやっていたのです。子どもの頃、やらされたちょっと恥ずかしくていやだったあの感じを原発事故の後、またこうやって繰り返しているのだけど、今はこの幸せをシェアする面倒くさい感じをとても幸せに感じている。