トゥヴァ共和国からの本

トゥヴァ共和国からの荷物が届いた。10年以上前にカルムイク共和国での彫刻のシンポジウムで一緒に制作をしたヘイメルオールから。

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彫刻の作品集。良い紙を使って、ていねいに作られている本だ。

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小さな作品からモニュメントまで素敵な作品が素敵な装丁の本に収められている。

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ロシア語が読めないから詳細はわからないけど、プロフィールのページも充実している。シンポジウムの時に一緒に撮った写真もたくさん載っていた。

それだからか、この本は僕の知らない日本の女性から郵便で送られてきた。何かの仕事か旅行でトゥヴァ共和国に出かけた彼女が、そこで出会った彫刻家に日本のたまきに送ってくれと託されたようだ。(お手数をおかけしました。ありがとうございます。)

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シンポジウムで別れが近づいたときに完成間近の僕の作品の前で各国の彫刻家と一緒に撮ってもらった写真も掲載されていた。ヘイメルオールも写ってる。

たぶん相性が良かったんだろう。みんなとても仲が良かった。一日中制作した後もずっと(宿泊場所として提供されていた学生寮の)部屋で毎晩、ウォッカを飲みながら話して話して歌っていた。本当に楽しかった。僕だけじゃなくて、参加したメンバーはこの時の事をとても大切にしている様でこんな風に折にふれいろんな形で「心」が届く。この時出会った彫刻家の留学中の息子が遊びに来た事もあった。

文化や言葉の違う人たちと、心から握手出来るんだ、と実感する事ができた幸せな体験だった。