市民的不服従

活動家ハワード・ジンの長き友人であった俳優のマット・デイモンが、1970年にハワ­ードが「市民的不服従」に関する討論で行った演説の一節を抜粋して読み上げる。

TVや学者の言うことだけを信じていれば、「現実はそんなに悪くないさ」「些細なことがおかしいだけさ」と、思ってしまうことだろう。

だが、少し離れたところから見てみると、世界のありようが、見えてくるようになる。そして、恐ろしくなってくるだろう。

だから、この仮定から始めなければならない。世界はすべてあべこべなのだと。

「市民的服従」こそが問題

問題は、世界中の多くの人びとが、それぞれの政府の指導者の命じるがまま、付き従ってきたことにある。

世界のあらゆる国々の人びとに、国家に対する不服従の精神が求められている。それも、抽象的なものではなく、力と豊かさに溢れるものが。

そして、同じものを希求する世界中のすべての国々の人びとが、『相互独立宣言』を行うことが求められているのだと思う。

※引用元:In the Eyes of an Étranger

何が秘密かも秘密のまま逮捕される可能性のある法律、秘密を漏らした外国のスパイは逮捕されず、日本国民を逮捕する法律、「特定秘密保護法」が国会を通過しそうだ。この国の政治家は誰を守ろうとしているんだろう。国連の人権担当者を初め世界中から非難の声が上がっている悪法も、自民党を支持する国民が多くてこのまま通りそうな勢いで、信じられない。
原発事故の後に大本営発表しかしないマスコミや、放射能の問題を心配する人々に浴びせられた罵声に「ああ、こうやって日本は戦争に向かっていったのか」と思わされる事がたくさんあったけど、治安維持法の再来のような法律の整備までするとは思わなかった。放射能も放射能汚染水も垂れ流したままで。本当にこれが通れば原発と放射能の問題も国は秘密指定して隠蔽が可能。
そうですか。みんな、そういうことをやってくれる政治家を望んでいるのですか。どうしても理解できない。

山本太郎議員@仙台

山本太郎議員@仙台

多くのジャーナリスト達がついこの間、やっと反対の声明を出したずっと前から山本太郎はひとりで行動していた。
仙台での演説を聞きに行った際に集まった人の少なさに感じていた危惧が現実のものになりそうだ。

改めて。特定秘密保護法に反対します。