正念場

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何が秘密かも秘密のまま逮捕される可能性があって、国内だけでなく国際的にも国連などから非難が続出している悪法「特定秘密保護法案」を安倍首相を初めとする与党は6日(金)にも本会議で強行採決しようとしている。

2013年12月6日は福島第一原子力発電所の原発事故による最初のベントで、日本に放射能が撒き散らされた2011年3月12日から「1000日目」の日だ。

1000日経っても放射能の被害者を救うはずの「子ども・被災者生活支援法」は被災者を救ってない。
それどころか放射能は大気中にも海にも漏れ続けている。それでも安倍首相は世界に向けて「コントロール下にある」と言って、オリンピックを招致した。

1000日経っても、放射能の問題は先延ばしにしておいて、選挙公約にも無い「治安維持法」の再来のような法案は国民審判も経ず、たった数十時間の審議で急いで成立させようとしている。

まさに「正念場」だ。

20年以上前に、中川一政美術館に行った時に買った絵葉書が、突然、頭の中にパッと浮かんだので引き出しの奥から出してきてスキャンした。

特定秘密保護法案に反対する音楽・美術・演劇・映像・出版など表現に関わる人の会(略称:表現人の会)」にも賛同しました。発表後、すぐに賛同したから最新順の掲載のずっと下の方に並んでた

生きてる間に戦前に戻る事がありませんように。
放射能問題で味わわされた疑似体験だけで充分。


法案の文章は「その他」だらけで、運用の仕方によって何でも「その他」に入れてしまえば秘密に指定できてしまうのが恐い。悪法と言われる理由のひとつ。国民の声を聞かない政権に対しやむにやまれず、民主主義の手段でデモを行う人たちの行為を「テロ」と公然と言える人たちがこの法律を使おうとしている。一体どうなるのか。
震災前から損傷した燃料棒が何十本も燃料プールに沈められていたこと(報道の度に数が増えてるし、典型的な問題の先送りが福島第一原発だけの事とは考えられない)や、大量のストロンチウムの存在とか、あれも、これも国民に隠す盾に使うだろう。

※日本弁護士連合会「秘密保護法とは?」
※特定秘密保護法(秘密保全法)資料