赤トンボが遊んでくれた

ニキ・ド・サンファル 生誕84周年の今日、日本のGoogle Doodlesニキ・ド・サンファルの作品をモチーフにしたものだった。ニキ・ド・サンファル大好き。

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赤瀬川原平さんが3日前の10月26日に敗血症のため77歳で亡くなって、表現に関わる多くの人たちが死を惜しむ言葉を語っていた。僕もその死にかなり寂しさを覚えて、改めてたくさんの影響を受けていたことを実感している。希有な人だ。もう原平さんに”トマソン”とか”老人力”とか”裸眼立体視“の面白さとか「そんな視点もあったのか!」と驚かせてもらえないんだと思うと、とても寂しい気持ちになっていた。
だからニキの(人生の苦しみを転化して結晶したような)明るい作品のイメージに救われた。

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昨日、北海道は初雪で、宮城の蔵王は初冠雪で、秋田はみぞれ。これも僕個人には悲しい知らせです。外で仕事をしているから。今日は水が飛び散る石磨きだったので昨日から少しブルーになっていた。でも、風は強かったけど日差しは温かくて救われた。

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仕事場は辺り一面、猪に掘り返されてる。去年、7頭の猪とにらみ合いになった現場もこの通り。といっても目が田舎バージョンになってない人には、わからないかもしれませんが、写っている土の部分は全部掘り返されてます、猪に。ただでさえ、てっぽうぶち(鉄砲撃ち=猟銃で猪やキジなどの獣を穫る人)が高齢化して少なくなっていたところに、放射能に汚染された野山でそこに生きるミミズや芋なんかを食べている猪の汚染レベルがすごくて、苦労して捕っても食べられないから、穫る人がいない。今では夕方になれば国道を普通に猪が群れをなして歩いてる。
海に垂れ流し、山で循環している放射能は、この国の首相に言わせると「アンダーコントロール」
東北で、自然と共に豊かに生きようとしていた人は見捨てられ、邪魔者扱いされてる。
この国の首相はきっと言う。東北で、放射能の被害にあってる、とかいうおまえらうるさい黙ってろ。最も大事なのは日本の経済なんだ。金だ。

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うっとりする空の下、今年中の完成を目指して石を磨きます。

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石磨きの作業は道具のセッティングが大変。昼食に家に戻るときにしまって午後、またセッティングするの大変だから昼に帰らない、と言ったらカミさんがお弁当を持ってきてくれた。大風の中でも日差しは温かくて、1BOXの車の中でカミさんとランチタイムしたら暑いほど。このまま、1BOX車で全国周遊の旅に出たい・夢

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石にとまる赤とんぼ。

風が強いけど日射しは温かくて、石を磨くにはありがたい日。昼飯の後、赤トンボと遊んでました。 #dragonfly

Tamaki Yamanakaさん(@yamanakatamaki)が投稿した動画 –

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夏を過ぎると僕の仕事場は午後、日が当たらない。一気に冷える。太陽って本当にすごい。毎日、太陽の神様に感謝してる。

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5時に暗くて仕事が出来なくて帰る。
朝、水に浸したひよこ豆を煮ている間に風呂に入る。風呂上がりにブラックオリーブと炒めてパプリカパウダーと塩胡椒して今宵のつまみに。

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Norikaさんが教えてくれた、ただ煮ただけの豆をとびきり美味しいオリーブオイルをかけていただく、というのもやってみる。おいしくてびっくりした。塩もかけないで食べた。甘ーーー!