冷凍卵の研究

あんまりネットで「冷凍卵」に関するトピックが出てきて”美味しい”と絶賛されているので食いしん坊は、いろいろやってみました。

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まず、卵を凍らせます。生食を考えている人は新鮮な卵を使うこと。かなり膨張して割れるので袋かタッパーに入れて一昼夜。

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殻を剝いて凍った卵を手で持ってみた。変な感じ。ゆで卵と同じように流水にあてながらやれば、凍った状態でも殻は剥けます。

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殻を剝かないで常温まで解凍。殻を割った卵。解凍できたかどうかは卵を回してみればわかる。回れば凍ってる。解凍されて液体状に戻っていれば、卵は良く回らない。

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白身さらさら。黄味は弾力があって手で持てる状態に変化。ぷにぷに。

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このまま黄味だけを、出汁醤油などに漬け込めばあっという間に肴が出来るというのでやってみる。

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20分くらい漬けたところ。濃厚な色に変わっていて食欲をそそる。

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半分に切ってみた。茹でていないけど黄味はもはや液体では無くなっている。ねっとりして濃厚な肴。

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凍ったまま半分に切って(超すべる。怪我しないでね)

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目玉焼きを作れば、ひとつの卵でミニ目玉焼きがふたつできる。当たり前ですが。

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かわいい。

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大きさがわかるように凍らせ中の卵の大きさと比べてみる。

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一度、凍らせた卵を固ゆでのゆで卵にしたもの。白身は歯応えのある固さにはならない。黄味は何というかハムの食感が混じっている。ほんの少し弾力が加わっているのだ。写真を見てもらっても黄味を切ったエッジが立っているのが良くわかるだろう。固ゆででも、普通のゆで卵だともう少し粉っぽい感じだけどハムのような弾力が加わっているので切り口も真っ直ぐ。食感も今までに食べたことがない感じ。新食感を楽しんだ。

僕は食いしん坊なので、自分が手間をかけることで、同じ素材が美味しくなるならその苦労は厭わない。そして僕は、たぶん二度と卵を凍らせることは無いだろう・笑