仙台へ。

行く前にカミさんが握ってくれた玄米のおにぎりひとつと3年番茶の朝食。

玄米は、箸を置いて噛め、と言うくらいに、よくよく噛まなければ意味が無い。味だけじゃなくて「身体」のために食べるなら。だけどせっかちな僕は、早く食べてまた午後の仕事に行きたくて、よく噛むのが辛い。でも車の運転しながらだと、他にすることがないので、延々と噛みながら運転する。ただ食べても美味しい玄米はよくよく噛むと、美味しさ倍増で体にも良いし一石二鳥。
玄米のおにぎりひとつで、夜、家に帰るまでなんにも食べないけど全然平気。石彫りしないで立っているだけだし。

でも、信号待ちの時に、隣に停まったバスの車体にべらぼうに美味しそうな絵と写真が満載で、変な唾出た。

良い天気だ。今日も1日お世話になる仙台三越を入れて #イマソラ 撮る。

デパートでの展示は初めてでアウェイ感満載で緊張していたけど3日目になると、何人かの作家さんとはもう友だちになって会うのが楽しみになってる。

まるで一騎打ちのように「石」と「石の様な陶器」のブースが隣同士になってます。これはその陶芸の「千田玲子」さんの「石の様な」陶芸の作品「sowl 黒炭化」。無骨に見せておいて、薄い青とかいろんな色が見え隠れして、肌触りや叩いたときの音の良さまで！大事にして繊細に作られている。ちなみに今のところ、「石」と「石の様な陶器」は一騎打ちにはなっておりません。っていうか楽しくおしゃべり。（※作品の写真は許可を得て掲載しています）

千田さんは時間があると配置を眺めてこまめに展示に手を入れている。午後、花を買ってきて挿しているのを見ていたら、驚きの便利グッズを使っているのを見つけて思わず詰め寄る。僕も石で一輪挿しを作っているから展示の時に花を挿したりするけど、もしその花器をお求めいただいたときに、すぐにお渡しできるように展示作品に水は入れられないから、濡れたティッシュをアルミホイルでくるんで挿したりしている。

ところが千田さんは試験管の形をしたプラスチックのケースに水を入れて、真ん中に穴の開いたラバーをフタのようにかぶせてそこに植物を挿すという秘密兵器を使っていた。あんまりスマートで「すごいすごい」連発していたら、ひとつくれた。優しい！

午後、「立ちっぱなしで大変ですね、せめて水くらい飲んでください」って、会場にペットボトルの水を持って来てくれた方がいた。残り2時間の一番辛いときに、糖分補給してくださいって隣のブースの方がゼリーくれた。小学生か！みんな優しい・笑

仙台三越「みやぎの力 アート＆クラフトフェア」2016年2月29日(月)までです。よろしくお願いします。