東京個展の予行演習

東京での個展まで1ヶ月を切った。一番心配なのは東京まで僕の石彫り号でたどり着けるかどうか。初年度登録から16年も経っている軽の1BOX。今までどれだけの石や荷物を運んでくれたか。だけど最近はキャンプにも行かなくなったのでしばらく高速に乗ってない。いろいろぶつけて壊したり錆びたりして、もう新しいの探してくださいね、と車屋さんに釘を刺されてすでに数年が経っている。

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午前中、いつもお世話になっている車屋さんのところで徹底的に見てもらって、オイル交換はもちろんmメンテできる所は全部やってもらう。プラグも交換した。

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そして、もうひとつの心配は、大きな展示台と、重たい石の彫刻、クラフト作品を全部積めるのか?積んで走れるのか?という事。(仙台市一番町のライフスタイル・コンシェルジュでの個展の際は、大きな展示台の運搬のために搬入の時も搬出の時も、仙台から僕の自宅まで大きなバンで来ていただいている・多謝!)もし、無理なら対策を考えないといけないので、メンテの終わった車で、午後、実際に積み込みと走行のテストをする。まず、定積載の空気圧にする。ちなみに僕の車の最大積載量は350kg。車屋さんに聞いたらその重量に人間は含まれないので、350kgまでは積める、と言うことだ。

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通常は2.0kgf/平方cmの前輪を2.2に。

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通常は2.4kgf/平方cmの後輪を3.5に。

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荷室の雑巾がけ。床に貼るシートで覆ってある。

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今回の個展のために新たに作った作品台。通常の積み方では絶対に入らないのでマトリョーシカ人形のように入れ子になる展示台を新たに4つ作って、既存の展示台に入るようにした。3個一組のものを二組。先日、完成してテストをしたら、出し入れの際に白い塗料が剥げてしまうことが判明。どうしようか考えていて、引き戸を滑らせるテープを貼ってみることにした。入れ子の展示台に2本貼って、ここを滑らせてみる。

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おおお。よく滑って重たい台の出し入れがスムーズ。しかも傷まない。

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3個の入れ子にした一番小さい展示台の中には作品を入れたコンテナもジャストサイズでピッタリと収まるという寸法。

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上手くいった。これだけのスペースで大きな展示台6つ収納。中に作品を収納。

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間にもふたつ展示台。それ以外にコンテナが4つ置ける。スペースは問題なし。本当はもうひとつ大きな展示台とそれに飾る作品を予定していたけど無理しないで今回は積まない(=展示しない)ことにした。いつも空間に対して作品を多く並べすぎるのが悪い癖なので、今回は作品を少なめに空間を贅沢に使う展示にする。

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心配した重量は後輪タイヤを見れば全然大丈夫な事がわかる。以前、粘土を大量に運んだ時はタイヤが潰れそうだったしタイヤと車体のすき間が狭くなっていた。

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ひとつひとつ重量も測って記録しながら作業した結果は、展示台が9個で重さの合計が約109kg。彫刻作品が8点で約100kg。クラフト作品(はこれから持っていく作品を選ぶけど)がコンテナ3つで約100〜150kg。無事、最大積載量350kg以内におさまった。
この後、じっさいに走行テスト。全く問題なかった。良かった。心配事がひとつ減った。

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展示台と作品を家の中に戻します。玄関が修羅場。結局、東京個展のための車のメンテと予行演習で一日が終わってしまった。でも、これも大事な仕事だ。

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家を作った時のコンプレッサーやフィニッシャーやペンキ塗りの道具がそろっていたから作り始めた展示台。作品展の予定も使う予定もなかったのに展示台をたくさん作った個展の話をいただいて、それ以来毎年個展をやるようになった。なんか不思議。

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タイヤの空気圧を元に戻して終了。出発の前に再度空気圧を上げるのを忘れないこと>自分!

 


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