ボヘミアンラプソディ

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見た。

中学2年になる時に徳島から東京の中学校に転校した。初めての美術の授業。木の板を彫刻して一部分をくり抜いて鏡をはめ込む木彫鏡の制作だった。題材に悩んでいたら少し大人びた小林くんが羽のある2頭の獅子の絵を描いていた。真ん中に丸い球があってそこを鏡にするという。転校したばかりでほとんど誰とも友だちになれていなかったのに不思議な図柄に思わずそれは何?と聞いてしまったらぶっきらぼうに教えてくれた。「クイーンの”オペラ座の夜”っていうアルバムのジャケットだよ」そして14歳の時に初めて「ボヘミアン・ラプソディ」を聴いた時の衝撃は今も胸にある。それからしばらく自分の部屋の天井にクイーンのポスターを貼っていた。

カミさんはコンサート直前。半年も体調管理を続けてきて人混みに行くのをためらっていたし実際、映画館で隣に座った人がまさかの咳しまくりのマスクした人で(空いていたので席は変えた)ビビっていたけどコンサート前の今こそ見に行って良かったと言ってくれた。音楽の力。

昭和な僕らに学生時代はネットなんてなくて家で勉強する時、いつもそばにラジオがあった。高校の頃もクイーンだけは日本の曲と同じようによくかかっていたなぁ。まさに今の気分は♪RADIO GA GAだ。(レディー・ガガの名前の由来はこの曲)

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映画のラストはこの LiveAid のコンサートに出演した時のシーン。再現がすごいよ。