山寺へ

朝のガスパチョ。少し濃いめに作って氷浮かべながら飲むのも吉。

やっぱり暑い夏に一杯は食べないと。冷たい肉そば。

平日ランチの天ぷらが

サクサクふわふわ。冷たい肉そば、濃厚。幸せ。

夏、どこにも遊びに行けなかった。本当は今週末にでも一泊で数年ぶりにキャンプしようと思ってたんだけどあまりの暑さに危険を感じてあきらめた。タープでしのぐには無理なレベル。せめて一日くらい夏休みしようとカミさんと山形の宝珠山立石寺、通称『山寺」へ。

この後いくつも木造の社殿を見ることになる。ここが最初。根本中堂 不滅の法灯。

木造のでかい布袋様が笑ってた。とりあえずお腹さわっておいた。

おみくじ買ったんだけど

この後、おみくじをひくチャンスは何回もあった。なんで一番下で買ったんだ。なんか損した気持ち・笑

大理石の真っ白な菩薩像、初めてみた。

自然の石を台座にした石塔。

水子地蔵。

木陰で見えにくいけど、松尾芭蕉像のブロンズ像。この地でかの有名な「閑さや 巌にしみ入る 蝉の声」を詠んだと言われる。右には俳人で弟子の曾良像。石の配置や木陰でとても素敵な空間を作っている。こんな空間に自作のブロンズ像を置いてもらえたら嬉しいだろうな。ちなみにスポンサーはでん六の社長でした。

山門で300円を払って登り始める。コロナ対策でマスク必須、だけど登るときは外すよ、死んじゃう。タオルを首からかけて汗をぬぐいながらの登山。他の方とすれ違うときはタオルを口に当てて。

侵食が激しい岩。

木立の中でこの辺はまだ涼しかった。

昔からみんなここを通っていたと思うと歴史を感じるしなんか不思議。

ここが一番狭い14cm幅の道。

せみ塚のベンチでちょっと休憩。カミさんはかなりグロッキー。水筒の氷で冷たいお茶を飲んで休む。

見えているのは仁王門。

嘉永元年1848年再建されたけやき材の優美な門。

左右に安置された仁王尊像は運慶の弟子たちの作と云わるそうです。

カミさんが「ひとりで行ってきて良いよ」と言うんだけど残り2/3以上来てるから行こうと言って一緒に登り始めたんだけど

仁王門から先はもう開けていて木陰が無い。強い日差しの中を歩くしかなくて

カミさんはもう無理かもと思ったけど、奥之院に到着。疲れ切って脱帽する余裕も無いのでご容赦を。
(開山・自覚大師円仁が中国で修業中に持ち歩いた釈迦如来と多宝如来をご本尊としているそうです)

大工さん、すごいな。

兎にも角にも猛暑の中1,050段の階段を登り切るました。

降る前にわずかな日陰で休憩。

猛暑の仕事場で夕方倒れそうになったので常備してる塩飴、持って来ましたよ。

降りましょう。

開山堂、納経堂。以下、公式サイトから。

立石寺を開いた慈覚大師円仁を祀るお堂で、大師の木造の尊像が安置されて居り朝夕食飯と香を供えている。 向かって左の岩の上の赤い小さな堂は写経を納める納経堂で山内一古い建物である。

すぐ脇の五大堂へ。絶景。

五大堂、涼しい風が吹いて生き返る。

でも悲しい光景。いたずら書き。文化を守る意識の低さたるや。いや、その意識が皆無。自分が創ったものにこんなことされたらと思うと言葉が無い。

書くだけじゃなくて彫り込んでいる奴まで、悲しい光景。

道中の石像の数は数えきれない。

参道のあちこちにある車のついた木柱(後生車)は年若くして亡くなった人の供養だそう。南無阿弥陀仏と唱えて車を回すとその仏が早く人間に生まれて来ることができるのだという。全部を一生懸命回してあげてるカミさん。「今はコロナの時代だよ」って言ったら落ち込んでた。疲れまくっていたのはコロナに気をつけて階段の手すりすらつかまらなかったからなのに。

朴葉。

紅葉の若葉の意緑が美しい。

御神木の銀杏の木。すごい。山形県内の南陽市内熊野神社の大銀杏、鶴岡市湯田川の乳銀杏と肩を並べる巨木で市内では最大の銀杏。

やっと降りてきた。着ているものもタオルもびしょ濡れ。家では自前の食べてるけどお店で買って食べるかき氷の美味しいこと。ふもとや、というお店。生き返った。駐車場料金もここだけ安いし。

山寺に登ってTシャツもタオルも汗だく。帰路に着く前に車で20分の成安温泉で汗を流して行く。

観光客は当てにしていない地元密着の施設でお湯に浸かってる人は知り合いみたいでお喋りしてたしみんな「myお風呂道具セット」持ってた・笑

良いお湯でした。

居酒屋我家、開店。本当は週の中日と週末の3日間だけなんだけど

今日は今年一日だけの夏休みということで臨時に開店ですw!!

やった!畑のズッキーニがやっと結実。

イタリアンの巨匠、日高シェフのレシピでソテーしたのをワインビネガーと畑のミントの葉でさっぱりいただく夏の前菜に。

イタリアンパセリも太い枝ごと収穫して

成安温泉で買って来た産直の米茄子と玉ねぎとアンチョビとイタリアンパセリの前菜に。これも日高シェフのレシピ。

刺身は

幼なじみのまゆみさんにもらった徳島のすだち

美味しいフランスの塩でいただいた・至福。

山形のだだちゃ豆、畑のサラダ。

珍しくカミさんがすだちのモヒートおかわり、というので二杯目は沖縄の黒砂糖じゃなくて蜂蜜で。なかなか溶けないのを溶かしながら飲むのも美味しい。

僕らは少食なのに臨時開店の居酒屋我家が嬉しくて前菜とサラダ、作りすぎた。多くはタッパーに入れて明日へ持ち越し。


山寺(宝珠山 立石寺)公式サイト