秋のギャラリー巡り

岡田純子さんの個展、初日。

晩翠画廊に。

今回は大理石の作品がメイン。

岡田さんの大理石の彫刻は初めて見たけどとても良かった。

今の僕に、大きさも、形も、色も、表面のマチエールも、

なんだかいろいろ刺激を受けた。

今年見た彫刻の展覧会の中でもとても心に響いた。

かりんとう、ありがとうございます・笑

 

 

 

阿部敬四郎ギャラリーの常設展。いろんな作家の作品を一度に見られて楽しい。

その中に50年くらい前のオペラ公演のポスターがあった。シャガールの版画。コンピューターで作られた今時のポスターと違ってその時代の空気やみんなが楽しみにしていたワクワクした感じまで伝わってきて見惚れた。色が落ちたり一部に破損があるものは市場に出回る事もあるけどこれだけ完全で退色も無いのはとても珍しいそう。ちなみに88万円でした!

沼田佳苗さんの個展へ。

初めて見た。すごく良かった。

黒いバックにカラフルな色が散りばめられている。

画面の中に必ず小さな鳥がいるのを探すのも楽しい。アクリルではなく油絵だって言うのも良い。

冷たい紅茶をいただきながらスタッフの方々としばしお喋り。

普段はマスク無しな生活だから仙台に来ると改めてコロナを思い知らされる。

蔵王のギャラリー、ミュゼマエナカへ。

7人の作家(大槻智子、根本裕子、早川朋宏、早川美菜子、前仲邦哉、前仲万里子、矢萩誉大)による手塩皿(豆皿)のグループ展

早川さんの木のお皿の色彩にうっとり。

終了間近に行ったのでお客様が帰った後でオーナー夫妻、手伝いで入ったカミさん、作家の早川美菜子さんの身内だけだったのでマスクしてお茶飲みながらお喋り。

豆皿は「密度」が求められる。

それが無いとただの小さくて安っぽい皿になってしまうから大変。

しかも手のかかり方は大きなものと同じかそれ以上なのに小さいから工学では売れないので作家としては大変なのは石と同じ。

その後、テラスで一服していたオーナーにもらいタバコして吸っているところにまたみんな集合してマスクつけてお喋り。なんて事のないとりとめのないお喋りするのすごく久しぶり。気持ちの良い人たちとのお喋り、なんて楽しい。コロナでこんな当たり前が難しい時代だけど、人生にお喋りは必要だ。