家の近くの桜も少しずつ咲き始めた。春だ。東北の春は寒い冬を越えて迎えるから雑草の小さな花が咲くのを見るだけでも幸せを感じるものだ。そんな小春日和に愛犬小春と散歩に出かけると気をつけないとすぐ100枚、200枚と写真を撮ってしまうものだけど気が付けばずっと全然写真を撮っていない。毎日、空気を吸ったり食べたりするように写真を撮っていたのに。原発事故のせいだ。外出するとき完全防備だから、というのではなくてそういう「気持ち」がおこらない。桜の小さな花を見ても。ヤられてるな。
また、気になった原発関連のリンクをリストアップしておきます。
※東日本大震災&福島原発関係リンク集(その1)
※東日本大震災&福島原発関係リンク集(その2)
- 原発距離計算機(福島第一・第二)
- 「放射能」「放射線」「放射性物質」 その違いを知っておこう
- Remote-controlled helicopters, vehicles helping at Fukushima Daiichi
- 鳩山由紀夫前首相勉強会
- 余震の中で新聞を作る
- 政府には勇気を、マスメディアには冷静さを
- 放射線は「甘く見過ぎず」「怖がりすぎず」
- 東日本大震災と日本の転機 高原基彰
- 世界最悪の原発事故を起こした自民党の総理大臣
- 枝野氏、原子炉爆発でも「現在の避難区域でよい」
- 原発やめろデモ大成功
- 政府内部より、「福島第一原発から作業員が逃げはじめている」という情報
- レベル7を真剣に考えていない人々とどう向き合えばいいのか
- 小出裕章助教(京大原子炉実験所) 2011年4月1日
- Messages For Japan
- DreamPower
住んでいる場所から、原発まで何キロメートル距離があるかを計算してくれます。
放射線とか放射性物質とか書くべきところに放射能ってけっこう書かれているので念のため。
福島第一原発のリモートコントロールによる解像度の高い動画。原発のニュースではこの絵を思い浮かべながら接してます
天災が今の政権によって人災になってしまった。津波の事故も初動で救えた命はもう少しあったはず。当初把握された、津波による被害の人数の見積もりの驚くべき少なさ。それにしても大手メディアはひどい。被曝の可能性のあるところから一斉に非難して、現地で取材しないで記事を書く。しかも東電は大手スポンサー
僕の地元の人はほとんどが河北新報という地元新聞をとっている。その記者の現場からのレポート。大震災翌日に新聞を作って配布しただけでも素晴らしい事だ
八代嘉美氏の記事。「最悪のシナリオ」も発表する勇気を持つことが必要ではないだろうか。
同じく上記、八代嘉美氏の記事。人体が放射線にさらされるとなぜ危険なのか、のわかりやすい説明もあります。
全ての情報が信じられなくなっている今の考察
たまたま大震災の時に政権与党にいなかったけど原発を推進していたのは自民党。そのことも忘れず今回の事に対処してもらいたい
言ってる意味がわからない。比喩ではなくて
15000人が高円寺に集まったレポート
安全な場所からただ指示をすればいいだけの人たちと現場の人たちとの葛藤は「踊る大捜査線」だけでは無い
同じく上記、木下黄太氏のブログから。
岩上安身氏のインタビュー動画。有志による文字おこしもあるので動画を見る時間の無い方もテキストで読めます
Fiの協力により、Googleが提供している世界から日本へのメッセージ集。原発のせいでこーゆーサイトを見る余裕は今は無い。でもありがたい。
オノ・ヨーコ(現代美術家でジョン・レノンの妻)氏がツイッターで寄せられた質問に答えている。(震災のずっと前からやっていた)
原発問題(放射線に汚染された水を海に流したとか)で「ただただ謝る気持ちでいると世界を危険にさらすことになります。」という言葉にははっとさせられた。かっこ悪くてもじたばたしないと。
原発だからって、放射線が出てるからってじたばたするのはかっこ悪いと思っていた。なんだかんだ言ったって、生きてるなら生きてくしかないんだから、と。だから最初は放射線のことも見てみないふりしていた。だけどじたばたしない、ということは現状を認めるということ。安全神話を信じ地震の多発する日本に、しかも津波の危険のある海岸にたくさんの原子力発電所の建設することを肯定することになる(選挙で投票しないで政治に文句を言ってるだけみたいに)。見てみないふりをしたら将来、また同じような災禍が起きたら同じように文句を言うだけになってしまう。ただの繰り返し。それでも死とか甚大な被害じゃなくて繰り返せるならいいけど。僕は文句を言いたい訳ではない。放射線に怯える毎日が嫌なんだ。身に染みて本当に嫌だ。こんな思いをしなくてすむなら文句なんて言わない。だから、じたばたはすることにした。この間もジャーナリストが各地を取材している時に、ガイガーカウンターが振れているのに何の対策もしていない女の子達がファミリーレストランで普通に食事していて驚いたと書いていた。見てみないふりしてるんだなぁ。日本人は我慢強いと今回の災害で驚嘆されているけどこーゆーところにその力を発揮するのはまずいのでは。(僕は今、車には最悪の場合を考えていつも携行缶にガソリンと水とマットと寝袋を積んでます。そしてこれだけ持っていくというデイパックを僕とカミさんのふたつを階段においてある。じたばたしてます)
最後にこのリンクは是非読んでもらいたい。
・戦争責任者の問題(伊丹万作)
ひとつ前の(2011/04/10)エントリーで
原発が安全だという話を信用したのも、原発を着々と進めてきた自民党の政治を許したのも、地震、津波、原発の問題が起こったときに問題を悪化させるようにしか対処できない民主党の政治を許したのも俺だ。原発の本当の情報が知らされなかったとか、その政党に投票していないとか言い訳は出来ない。現に今こうなんだから。こんなにひどい事になっているんだから。ひどい事に巻き込まれているんだから。自分に責任がある。くそう。被災者に服を贈るだけじゃなくてやらなきゃいけない事がある。
と書いた。気をつけないと意識と思想をちゃんともたないと人のせいどころか加害者にすらなってしまうかもしれない。ちなみに伊丹万作の文章は先日僕もエントリーした斉藤和義の♪ずっとウソだった、に対して”「騙された」とか歌って喜んでる斉藤和義と信者はこれ読めよマジで“と紹介されたりしているけど、斉藤和義は騙されたと人のせいにしている訳ではないだろうし、やっぱりリスクを負ってでもやらないではいられなかった「行動」を個人的には評価する。何をやったって安全圏から非難する人はいるんだから。
※東日本大震災&福島原発関係リンク集(その1)
※東日本大震災&福島原発関係リンク集(その2)