草刈った

 Webサイトのリニューアルの仕事で非常に忙しい1日になるはずだったのに、まだ仕事にとりかかれないでいる。昨晩、ネームサーバーの設定を切り替えたのにインターネット上でまだ反映されない。予定しなかった空き時間が出来てしまったので草刈機で庭と家の周囲の草刈りをした。玄関の周りは例年なら朝昼晩に愛犬小春を散歩に出してやる時に目に付く雑草を抜いて山にしておくのが常だったけど原発事故があったからそうお気楽にできない。やるならマスクや軍手をしてやる。やらないならやらない。愛犬をちょっと外に出してやるたびにマスクや軍手の重装備なんかしていられないから勢い雑草が伸びる。一気に刈った。それにしても9月だというのに朝から灼熱地獄。こんな中、帽子、マスク、長袖で働くのは辛い。もう全部マスクもなにもエイヤーと投げ出してしまいたくなる。
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 産卵直前でお腹をたっぷり太らせたカマキリが次から次から出てきて避けるのが大変。
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 庭の片隅にあるこのかえでは僕とカミさんが大好きだった飯舘村のキャンプ場で管理人の高野さんに3年前にいただいたもの。根付いている。飯舘村の思い出の沢山詰まった大切な木だ。秋の飯舘村の山や田んぼの景色はそれはもう言葉に出来ない美しさだった。いまでもふらっと出かけたくなるその村を簡単には行かれない土地にした自民党や東京電力の人たちは今も責任を感じることは無いように見える。
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 庭と家の周囲の後は裏山を通って田んぼまで出る道を全て刈る。愛犬小春の散歩コースだ。長い長い道を刈っていく。田んぼまで出てしまえばあぜ道や田んぼの周りはお百姓さんたちがきれいに刈ってある。美しい田んぼの景色は畦を作り直し日々、淡々と雑草を刈っているお百姓さんたちに支えられている。放おっておいてただそこにある訳じゃない。田んぼの周りのアスファルト脇の雑草を汗だくになりながら草刈りしても国土交通省や建設省からお金がもらえる訳ではない。それでも当たり前のように草を刈っている。大金をもらってもまともな仕事をしない人たちとは人間が違う。
 宮城県は対応が全て後手に回っているだけでなく、県知事が放射能被害は無いという態度をとったことで被害が拡大している。汚染された稲わらを食べた牛を流通させたり、「詳細な数値を出したところで消費者の皆さんは理解ができない」と検査結果の数値は発表する必要がないと話したりしている。自分より国民(県民)は馬鹿だから理解出来ないだろう。言ってもしょうがないという訳だ。この半年間で村井さんより放射能の事を勉強した市民は少なくないと思うけどね。それに子どもと親が一時的に保養や避難をする際に福島県なら無償で受け入れてもらえるのに宮城県は放射能被害は無いなんて言ったもんだから(無償で)受け入れてもらえないということがたくさんおこった。
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 そして、これは宮城県の放射腺測定のページ。 (健康に影響を与えるレベルではありません。)ってどんだけ並べれば気が済むんだろう。枝野元官房長官のように「直ちに」という言葉をつけて責任逃れができるようにしておかないとそのうち困るかもよ。きっとこのページの担当者は線量が低くて良かったなんて感慨は持っていない。放射能なんて大丈夫なのに騒ぐ奴らがいるからこんな余計な仕事増やしやがって。ああ、面倒くさい、はい、コピペ、コピペ(コピー&ペースト)一丁上がり。こんな仕事ぶりなのだろう。