天空のカフェで幸せのカレー

 朝起きたら雪。仙台で大切なアポがある時に限ってだ。焦ってすぐ家を出る。約束の時間まで2時間前だが(通常なら約50分)。
 少しだけ遅れてしまったけど無事、石の彫刻作品を納品。お昼前に用事が全て済んだので大好きな天空のカフェ「ヴィトリーヌ」へ。そういえばこの前、作品が売れた時も来たのだった。
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 やっとこれた。被災地支援で出かけることが多かったようで僕が仙台に用事がある時に臨時休業な事が続いていた。枯れ枝に雪が乗った景色が美しくて本当に大好きなんです、と「天空」だから見下ろせる景色を楽しんでいたら「本当にきれいですよねぇ。朝はもっと美しかったのよ」とママ。小さな美を共有できることは本当に幸せな事だ。
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 震災の影響で壊れた自宅の大工工事中だけど今日はどこにも預けられなかった、と6ヶ月の愛犬をキッチンの奥に連れてきていた。全然、問題ないから出していいですよ、というと人懐っこいこと人懐っこい事。美人でまつげが7cmも。「この前、雑誌に載ったのでモヒカンにカットしてその時まつ毛もカットしたの」カットして7cm!つけまつげみたい。
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 念願のカレーをお昼にいただく。これを食べようと思っていたけど僕とママのタイミングが合わず一年以上、思い焦がれて、とうとう目の前にしたので写真がブレてる(笑)
 ご飯にただカレーをかけるだけではなくて注文したら野菜をソテーして米に古代米と大豆を混ぜたご飯にスパイスの効いたカレーがかかる。「煮られて野菜がクタッとなったのは美味しくないですよね」肉は食べるのも触るのも嫌いというママは野菜の持ち味を最大限活かして肉が無くても十分満足できる一品に仕上げている。自慢なんてしないママがカレーは美味しい、というのは本当だった。待ったかいがあった。幸せな気持ちになりました、ごちそうさま。「付け合せは絶対ピクルスですよね」(納得)とポテトサラダが付いて800円!
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 仙台に来たら連絡してね、と言ってくれている方にメール。わざわざ駆けつけてくれて一緒にお茶を飲み、話す。彼女もこの空間に足を踏み入れたらもう、このカフェとママのファンになっていた。それにしても犬がかわいすぎる。他のお客さんも「気にしません」「犬は大好きですから」というのでお店に出してもらえて、いろんなお客さんに抱っこされて喜んでいる。なんか幸せな時間。きっと、どういう”空間”と”人”に関わるかで人生なんて簡単に変わる。
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 100%久米島の天然のもずく(収益の一部は久米島の海を守る会に寄付)や北海道のぬか漬けのたくあん等々、気を使ったおみやげをいただいて帰る。(いつもいただくばっかりでスミマセン)ありがとうございました。
天空のカフェの情報はこちら (ヴィトリーヌ