ポケット線量計

 先月末、1週間ポケット線量計(日立アロカ PDM122)をつけて生活していた。
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 「放射線被ばく市民調査」支援の輪プロジェクトへの協力だ。これは放射線量と行動パターンと被曝量のデータベースを作成し提供していく、というプロジェクトだ。1週間は家にいるときも外にいるときも寝ているときも身につけているかそばに置いておく。記録用紙には屋内にいた時間、屋外にいた時間、車などに乗っていた時間(半屋外)を1週間にわたって細かく記載するので、こまめにメモをとって記録するのはちょっと大変だったけど、自分の被曝量を把握できたのも、これからの放射線防護を考える上でもありがたい。
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 僕が線量計を付けていた1週間は雨がちだったのと家でMacでの仕事があったので、屋外の仕事場で仕事したのは2日半くらい。結果は1週間で23μSv/hだった。本当は24だったのだけど、電磁波の影響を強く受けるので電子レンジや携帯電話に近づけると数字がすぐに上がってしまうので注意が必要。一度だけ携帯電話を横に置いてしまったらすぐに1上がったのでその分だけをマイナス。

365日 ÷ 1週間 ≒ 52.14
23μSv × 52.14 = 1199.22μSv ≒ 1.2mmSv

国の指針である1ミリ以下を残念ながら越える。
 今日、計測を終えたカミさんはほとんど屋内で過ごして13μSv/hだった。年間で計算すると 0.68mmSv となり1ミリシーベルト以下になる。同じ線量の地域の同じ家で暮らしていても、生活パターンで倍、違った。子ども達が通う通学路も線量の高い所を歩くのと、除染して少しでも線量を低くしたところを通うのでは1年の被曝量は相当な違いになる事がよくわかる。
 ちなみに先日、市内で会った事のない若いお母さんと待ち合わせしたのはこれを受け取るためだったんですよ。