仕事場の放射線測定:2012

 1年前、仕事の合間に仕事場の放射線量を測っておいた。年単位で同じ場所で計測し数値がどのように変わるか調べるために。今日、同じ場所を1年前と同じ条件で計測した。
SOEKS-01M で測定。測定値は6回計測して最高値と最低値を除いた4回の数値の平均値。
SOEKSは若干数値が高めに出る。そのため、このエントリーが正確な放射線値を示している事は保証できません。ただ(僕にとって)大切な事は自分が仕事をしている場所の放射線値の変化を知ること。相対的な数字を調べる際にはSOEKSも有効。同じ場所で違う日に測ったり、いろんな場所で数値を測って比較したりするような使い方なら。
 昨年のページと見比べるのが(僕が)辛いので昨年のデータと今日のデータを併記した画像を作成しました。なお一般的な地表1mで計測しないで地表で測っているのは石の作業は最初地面でやる事が多いからです。石を地面に置いて小さくしていく。地面にヒザをついて仕事する事も多い。それに僕の仕事場では地表と地表1mの数値にそれ程、大きな違いが無い。
 以下に1年前と比べながら測定結果を並べていきます。(測定値:宮城県角田市)
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 テント下。杉の一枚板の作業机の上。
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 テント下。椅子の上。
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 テント下。椅子の足元。
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 テント下中央。
 他の場所が少しずつ下がっている中でこのポイントは倍以上になっている。大雨で仕事場の広い面積が水浸しになりテント下も最後まで水が残った。その時に周辺にあった放射性物質が水を介して集まった、というのが素人判断。水は放射性物質の移動に関係する。
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 テント下。石の板の上。
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 テント脇ドラム缶の上。テントの雨水がかかる場所。
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 コンプレッサー前。屋根から雨が落ちる。
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 仕事場入り口。石の門の中央。
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 仕事場中央。雑草の上。地表。
 ちなみに同地点、地表1m空間線量は0.405μSv/h(1年前は0.485μSv/h)。
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 石のテーブルの上。
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 プレハブ小屋裏。屋根からの雨水が落ちる場所。
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 大きな玉石の上。
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 ケヤキの丸太の上。
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 仕事場入り口国道脇。アスファルトの上。
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 プレハブ小屋内。
 全般的に少しずつ放射線値は下がっていた。特に雨で洗われる場所は下がり方が大きいように感じる。
 それにしても市の広報で毎週、知らされる市内の学校などの放射線値がのきなみ半減期を迎えているのはどういう訳だ。セシウム137でさえ半減期は30年だというのに。公的な測定値ではすでに1年半で半減期を迎えています。
こんな素朴な質問ですが放射能に詳しい「科学者」の方々には、素人を叩いて悦に入っているばかりではなくて、わかりやすい説明をしていただけるとありがたいのですが。