会田誠展:天才でごめんなさい

 会田誠展「天才でごめんなさい」を見た。

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 18歳以下立入禁止の部屋に展示されている作品を訴えられたり、賛否両論の振れ幅の大きい展覧会。僕とカミさんが行った時は多くの入館者で熱気に包まれていた。老若男女、特に女性は女子校生からお年寄りまで年齢層が幅広かった。そしていろんな作品の前で「ふふふ」と思わず声に出して笑ってる人たちが何人もいたし、見ている人たちの感情が動いているのも伝わってきた。もちろん僕も。
 その圧倒的な画力や色。不謹慎という人がいる作品も含めて僕は楽しんだ。長い長い巻物に美しい書がさらさらと書かれていて、何が書かれているのかていねいに読んでみたらあんまりくだらなくて最高。何度も思わず声に出して笑ったり唸ったり考えたりしていた。本当に楽しんだ。

 訴えられたことに対する会田誠の言葉にも共感した。何をやっても良いわけではないし説明も必要だけど「提示」することは大事だと思った。

「万人に愛されること」「人を不快な気分にさせないこと」という制限を芸術に課してはいけないとも考えています。

 展覧会の中でひとつだけ撮影が許されている「考えない人」

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 正面からもどうぞ。
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 帰る途中のShopで奈良さんのNoNukesピンバッジがあったので買ってデイバッグにつけた。

 今日は展覧会を3本、はしごする。この後、上野へ向かう


以下、森美術館の写真の転載。

完成まであと少し? 画伯の筆が止まることはありません

展示風景「会田誠展:天才でごめんなさい」
 これ近くで見ると、原発関連のツイートをプリントアウトしたものを下敷に描かれている。自分のツイートを勝手に使用されて怒った人たちから、権利の侵害だ、招待券送れという事態になっている。
。。。。。自分のツイート使ったんなら金よこせって。
 そんな事になっているとは知らずに見た僕は「なんだ俺のツイート入ってないや。」とちょっと残念に思ったw

展示風景「会田誠展:天才でごめんなさい」

展示風景「会田誠展:天才でごめんなさい」
 山に見えるこの作品は、サラリーマンの屍の山。サラリーマンとおぼしき背広姿の3人が「サラリーマンにはきびしいっすね」などと話し合っていた。右はジューサーミキサーにかけられる少女たちの絵。

展示風景「会田誠展:天才でごめんなさい」

展示風景「会田誠展:天才でごめんなさい」