同じ船

 POLANOという素敵な喫茶店に1ヶ月間、写真と石の彫刻を飾っていただいた。

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 午後、作品の搬出に出かけた。まずはお茶。店中に自分の写真が飾られている中で紅茶を飲むなんて幸せは、もう無いかもしれない。写真を見に来てくれていた友だちふたりとおしゃべり。なんだろう、この幸福感。震災後に出会ったのに昔から友だちだったみたい。同じ船に乗っているような安心感があって、気付くとリラックスして話をしててとても楽しい。(自分だけかもw)(早く治りますように)

 この先、違う船に乗り換えることはないだろうし全然、違う船に乗っているのに、わざわざつつき合うような議論は僕にはもういらない。

 おしゃべりしてたら、あっという間に閉店時間。急いで作品を片付ける。POLANOの三浦さんとの再会の記念と作品展示のお礼に「邪魔でなければ写真を1枚もらっていただきたいのですが」と言って選んでくれた写真にも嬉しくなったりして。お世話になりました。ありがとうございました。

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 帰り道。地元に帰ると用水路が夕日に輝いていた。

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 今日から田んぼに水が入った。数日たてば辺り一面が鏡を敷き詰めたようになって、数ヶ月たてば緑の絨毯が広がるだろう。