晴れた!
雨ばかりで体と脳みそが腐る寸前だった。
午前の仕事を終えて、てとてとへ。THE FUTURE TIMES の5号をいただいて、放射能を測って売っている、友だちのお百姓さんの野菜を買って帰る。
午後の仕事の前に仕事場の近くを流れる川を上流に向けて歩く。
2007年にオニヤンマの乱舞を見た。デジタル一眼レフを買ったばかりで1枚しかものになる写真が無かったし、動画も撮れなかったのでデジイチとムービーカメラも持って行ったのだけどオニヤンマはいなかった。ずっと雨ばかりだったのも関係しているのかも。残念。
だからムービーは水の音と蝉の声だけお楽しみくださいw
川の上流はダムのようになっている。川の途中まで来る人はいるだろうけど、ここまで来る人はあまりいないようで、人に会った事は無い。
異常に大きなアメンボがいた。
右は普通のアメンボ。開いた手の大きさで言えば10倍くらい。優雅に水面を泳ぐアメンボは肉食。共食いしようとしているのか小さなアメンボも狙っていた。小さなアメンボは必死に逃げていた。
ヒグラシの声は夏休み感を増幅してくれる。
遊んでばかりもいられないので、仕事に戻る。苔むした石ってなんでこんなに魅力的なのか。
糸トンボの胴体も何でこんなに青くきらめいているのか。宝石みたい。
仕事場に戻って夕方まで制作。カナヘビも天気が晴れて嬉しそう。
てとてとで買った三田さんの枝豆。今シーズン、初物。
池田さんの器に入れて、梅雨明けを祝って広島のレモンでハイボール作って飲む!
そしてホッピー!
昼にてとてとでもらった THE FUTURE TIMES 05号 を読みながら。これ以上の幸せを探すのは大変。
今号はいつにも増して読み応えがあった。白昼堂々「コロセ!」と書かれたプラカードをを持つ事がどれだけ醜く酷い事か・・・。という松田”チャーベ”岳二さんに賛成。仮想敵を作るのは最低な結束の方法。そこで誰かに汚い言葉を言って貶めて気持ち良くなるのは最低。草野マサムネさんのインタビューもよかったし、「贈与」と「お布施」に関する内田樹さん×釈撤宗さん×後藤正文さんの鼎談「贈与とお布施とグローバル資本主義」はとても面白かった。「お布施」ということの概念が変わった。刺激的だった。
内田「贈与って聞くと、多く持っている者が少なく持つ者に分け与えるというような偉そうなイメージを持たれるかもしれませんが、違います。贈与は”自分は何もしていないのに先行者から贈り物をもらっちゃった”というところから始まるんです。もらったままだと負債感を覚えるので、次にパスしたくなる。これが基本的な流れです。何を贈与されたと思うかは人それぞれ。自分の身体髪膚、何千年もかけてたいけいづけられた日本語、文学、音楽・・・・・。身の回りのものすべてが贈与されたものに思える人は幸福なんですよ」
翻って僕らの世代がこれからの世代、未来の人たちに残すものを考えると悲しくなる。放射能、汚染水、壊れたままの原発。。。
この新聞は震災を期に後藤さんが出版を続けている物。デザインも紙質も内容も素晴らしい。こういう真摯な「支援」というものもあるのだなぁと思う。
「絆」とあえて声を大にしないとできないイベントみたいなものがあふれているけど。
THE FUTURE TIMES
”新しい時代のこと、これからの社会のこと。未来を考える新聞”