朝から、今、制作中の彫刻を磨く。
仕事しているテントから見た今朝の空。
目の前にはこの前まで蕗の薹と呼ばれていた植物。
仕事を午前中で上がって午後、作品展会場へ。
今回の作品展は陶器の池田さん、布や染め、アクセサリーのあやこさんとの3人展なのだけど、実はいつかカフェを持つのが夢な方の企画したカフェとも一緒の作品展なのです。だから会場で池田さんの器でコーヒーを飲んだりケーキも食べられます。
何も無い会議室のような部屋の一角が、魔法で表れたカフェの空間になっていて、なんかすごく楽しい。
ちょうど、挽き立ての豆で試飲のコーヒーを入れているところだった。本当に挽き立ての豆でしかこんなぷっくりとふくらまないし、宝石のような砂粒のような泡は残らないのだそうだ。
紅茶の香るメレンゲも焼き上がりましたよ!こんなものも登場する作品展、悪くない・笑
それに、会場の産直広場あぐりっとの代表の堀米さんが、自分の山からいろんな花や枝を切ってきてくれた。あやこさんの展示スペースにクルミの木を切ってきて壁にしつらえて布をかけられるようにしていた。すごくいい。そして「みずき」の若いきれいな緑の葉のついた枝も壁に飾って会場が一気に華やかに!
あやこさんが染めた糸。友だちの企画したイベントでこあやこさんの糸に出会い、そのあまりの美しさに、まだその時は友だちでもなくてちゃんと話したこともなかったあやこさんに一緒に作品展をやって欲しいと声をかけたのが、おととしの「陶器と石と染物展」でした。また同じメンバーで「その二」ができて嬉しい。
あやこさんの展示の中にスケルトン(中が透けて見えている)蛾の繭があった。写真の茶色のもの。こんな不思議で精緻な形を作ってしまう神様ってすごいな。
せっかく一緒に作品展をやっているのだからと、あやこさんの手作りのアクセサリーの展示に僕の石のプレートを使ってもらった。
石の作品を引き立ててもらっているような展示で嬉しい。
今日は天気が良かったので屋外のテーブルでコーヒーを飲むお客様たちも。そこにも代表の堀米さんが山から切ってきた木々が大きな鉢に飾られている。忙しくても、こういう「遊び」を大事にするところがいいな。今回の工房を使っての作品展の企画自体も堀米さんが提案してくれた。本当にありがたいです。
木蓮の花を石の花器に挿してみた。石は重いので普通の一輪挿しでは飾れない大振りの枝や長い枝でも飾れるし、そんな風に普通では難しいモノをあえて挿してみるのが石の花器を使う面白さだとミュゼ・マエナカの個展で教えていただいた。
作品展会場だけじゃなくて産直広場の入り口にも伊達冠石の大きな花器を置いてます。それも山の花で色とりどりに飾られていた。(スタッフの方に感謝)
すおうっていう木の花らしい。ちょうど花が咲く季節の展示会で良かった。おかげで作品も会場も花でいっぱい。
池田さんの作品に飾られたボケの花。
これは花、ではなくて僕の石の彫刻ですが、この血のような血管のような赤いラインは仕事場でどんどん伸びてくる葛の蔓もモチーフになっています。大震災の後、シンプルに命への賛歌をテーマにして作った作品のうちのひとつ。
写真を観ていて、行って見たくなりましたー。
行こう!
ひとりでふらっと行こうと思っています。
カフェも素敵です。
メレンゲは焼きたて?そこで焼いているのですか?
いい作品展にしようと思ってるのが自分たちだけじゃない作品展は嬉しいモノです。
それがアットホームな感じに繋がって、こーゆーところが個展と違う良さだなぁと思ってました。
土・日曜日は在廊しますが、平日でも、もし事前にこられる日時がわかったら僕かカミさんが会場に行かれればと思います。
今回の会場はあぐりっとが加工品などを作る調理場などが入った工房のある建物で、会議などで使われるフリースペースが作品展会場になっています。メレンゲは隣の部屋で焼かれています。石神ばるばさんも一緒に演劇をやられているWさんが来てくれて、息子さんがメレンゲのことをいろいろ質問していたら、焼き上がりの実物を持ってきてくれました・笑