ガウディ×井上雄彦 展

雨の日。特別展 ガウディ×井上雄彦 をせんだいメディアテークで見た。

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ガウディの作品の展示と、ガウディの生涯を井上雄彦氏が漫画や大きな和紙に描かれた絵画で表現する。

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やっぱり展示のメインはサグラダファミリアになるね。

2013年に公開されて話題になった、空撮と3DCGで映像化した動画「サグラダファミリア」。2026年の完成を目指している大聖堂の最終形態。完成は見られないと思っていたのにIT技術の導入で大幅な工期の短縮が図られたという。世界でも屈指の観光名所だから入場料金に寄る資金も豊富で最新技術を導入できるらしい。2026年なら生きて見られるかもしれないではないか!

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そういえばガウディの建築や公園はいくつも見にいったけど、設計図やパースに思いをはせたことなかったなぁ。今回の展示で初めて見たガウディの設計やパースは、美術作品と言いたくなる美しさで驚いた。
(画像は公式サイトから:卒業設計(建築家資格認定試験)で描かれた物。 大学講堂の横断面。ガウディが1877年10月22日に書いたもの。 化繊紙に鉛筆、水彩、グアッシュ 65×90㎝ 縮尺:1/50 )

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僕は大学4年を迎える前の春休みに、ヨーロッパの彫刻と絵画と建築を、バックパックを背負い、2ヶ月ひとりで見て回った。スペインのバルセロナでは石造りのビルのエレベーターもない高い階上の狭い狭い部屋に泊まってサグラダ・ファミリアにも行った。

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どうしてもこの目で見ておきたかった。当時のリバーサルフィルムを何枚かスキャンしたので30年前のサグラダ・ファミリアの写真をどうぞ・笑

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ほとんど毎日、土方ジャンパーのポケットに入れた硬くなったパンとジュースで美術館を巡っていた。楽しかったなぁ。そして今とやっていることが変わってなくて笑う。

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サグラダ・ファミリアの前の公園のベンチに座ってボールペンでスケッチした。おじいさんにシーソーで遊んでもらっているこの子は、こっちを見ている。外国人が珍しかったのか?この後、日本から持っていった、きれいな柄の折り紙で羽根がパタパタと羽ばたく鶴を折ってプレゼントしたらとても喜んでくれた。この子も今ではレディなお年頃なはずだ。

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旅行には大学ノートを持って行って日記やスケッチを書き、乗車券、レシート、各国のトイレットペーパーなど何でも貼り付けていた。その時のスケッチも残っている。

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