昔の自分が作ったモノ

朝、所用である方の家を初めて訪ねた。20年以上も前に、僕の伊達冠石の一輪挿しを買ってくださった方の家。
自分の家で使うために作り始めて、友だちとか知り合いが買ってくれたことはあったけど、誰かに「売る」事をちゃんと考えていなかった。地元の駅の二階で、地元の陶芸家や紙漉の方などに混じってクラフト作品の展示会が企画されて、場違いを感じながら参加した。
仙台に行く用事があって駅にきて、たまたま入った会場でひとめで気に入って買ってくださった、という。伊達冠石の一輪挿しの存在を誰も知らないときに。
お世話になった方の友だちだった事が判明して、再会です。その方とも、作り始めた頃の一輪挿しとも。(今もだけど)20年前の自分が接客をちゃんと出来ていたとは考えられない。だからちゃんと話をしたのも初めて、です。

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買ってから今日まで、ずっと大切に使ってくださっていた。美術や文学に造形が深いその方が買ってくださった一輪挿しは、泥様の部分と磨きの部分と割れ肌の部分とが上手く混ざり合っていた。そしてちょっと変わったスリムな形。

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ていねいに作ってあった。20年前の自分と会話するような錯覚。挿してあった棗(なつめ)の実を抜いて写真を撮らせてもらった。

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この前

曜日に関係なく働いてるけど、日曜の朝くらいは美味しいコーヒー飲ませてください・笑

と書いて、曜日とか関係無く、好きな時に仕事して、好きな時に休んで、優雅な稼業だと思われた方がいたようなのですが、平日は仕事して、土曜日も仕事して、日曜日も仕事する、という意味です(苦笑)。営業や打ち合わせ、たまに誰かの作品展や展覧会を見る以外は基本、仕事です。当たり前ですが。
季節の変わり目に休み無くハードな制作が続いたからか、石だけじゃなく手までグラインダーで削ってしまい、白血球がバイ菌と毎日戦っているからか、昼食後、椅子の上で落ちるように眠ってしまった。どうしても起き上がれなかった。

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夕方、あわててUターン禁止違反の罰金を払いに行き(くそう)

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e-Taxのための住基カードを更新してきた。本当はマイナンバーカードを作れば良いんだけど、作りたくないから。
個人的には国民に番号ふって、いろんなサービスが滞りなく、事務も繁雑にならずにすめば良い面もあると思っている。だけど、それは、「その制度を運用する人たちを信用できれば」という条件付だ。少なくても国民を守るためにある憲法を、平気で踏みにじるような人たちがこの制度を使う、といってハイハイとはなかなか言えない。
税金だって、それを運用する人たちを信用できるかどうかが大切。国によって税金に対する気持ちは、時の政権を信用しているかどうかで相当変わるだろう。困っている人をちゃんと社会として救うために使われるか。きちんと福祉や困っている人に使われていることが目に見えれば、将来の自分に向けて払っていると思える。
少なくても開くべき国会を開かず(法律違反です)海外に旅行出張しまくって、想像を絶する額の税金を、まるで自分の手柄のようにばらまきまくって、苦しんでいる国民を助けるお金は財源がない、というお金の使い方をしている人たちにはお金の使い方を勉強してからにしてもらいたい。きっと、子どもの頃から一度も「おこづかい帳」を付けたことはないだろ。

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今日の玄関。シンプルにしようと思うのに、すぐモノだらけになってしまう。何を捨てるか、では無くて何を残すか、の発想の転換が必要だな。夕食後、地元の会議。

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黒豆茶。飲んだあと、豆も食べられます。なんだか疲れた。今日は、もう寝ます、おやすみなさい。