石の一輪挿し:石準備編

iPhoneから7時に流れるようにしているチャットモンチーの♪バスロマンスを布団の中で聞く事が多くなった。疲れてて、その前に目が覚めない。

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玄関ドアの窓から見えた今朝の太陽。

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杉の葉の様な形の氷。

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バベルの塔の様な霜柱。

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来年の2月24〜29日、仙台でのアート&クラフトフェアのために、まだまだ伊達冠石でクラフト作品を作らないといけない。
仕事場でお茶を飲んで休憩したり天気の良い日はランチする石のテーブルの下に、支えとして入れてある伊達冠石が制作にちょうど良い大きさだ。

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しかも3点で支えてあるから前にひとつ、

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後ろに2つ、全部で3つもある!

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さっそく、足場パイプで作った三又とチェーンブロックで持ち上げます。先日、2トンの石を持ち上げても、パイプは曲がらなかったし、チェーンブロックも大丈夫だったので、心配せずにガンガン持ち上げます。この前の石に比べれば、はるかに軽いので。

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緑の石のテーブルの下から、3つの材料を取り出した。

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違う石を下に台石として入れて、仕事場の石のテーブル、再セッティング中。

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水平にしないと落ち着かないのは石屋の病気。水平機で測りながら天板を水平に置く。

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伊達冠石の替わりに、苔むした白御影石を入れました。

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あっさり完了とおもいきや。三又を片付けようと思っても動かない。

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凍っては溶けを繰り返している地盤がぬかるんで三又の足が地面に潜ってしまってた。

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びくともしないのでシャベルで掘り出してやっと抜けた。

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石に栗の絵を描いてみた訳じゃ無いよ。彫ることになるかもしれない石のチェック中。

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前に出す必要があったので、三又を移動して吊る。今どき、三又で大石を動かしてる人、いるのかな?造園屋さんはまだまだ使ってるのかな。4日前に置いた場所から30分かけて、やっと30cm前に出した。ひとりだとこんなもんです。

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地面に潜らないように足の下にはこんな金具をかましたけど、それでも結構沈んだ。やっぱり2トンて重さはすごいな。

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無事、移動と起こしが完了したので、三又の足を倒れる限界まで広げる。そうすると脚立に登らないと届かないてっぺんに、

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手が届くようになって、地面に立って重い重いチェーンブロックを外せる。ひとりでやってるとこーゆー細かいことでずいぶん時間の短縮と労力の軽減になる。危なくないし。

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イェイ!

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ここで家に戻って、白石温麺(うーめん)の昼食。鰹節からとった出汁と、醤油、砂糖、みりんを煮た「かえし」で。手間はかかるけどていねいにつゆを作るとこれだけでごちそう。

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午後の仕事へ。出来るだけ家の本棚から本を捨てている最中。この本は仕事場に置いておくことにする。

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午後の仕事は、石のテーブルの下から取り出したこの石で、一輪挿しを作ること。今日はその準備まで。

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こんな風に先日、敷石をしいて通路にしたけど、作るモノに適当な大きさの物があれば、これがすぐに材料になる。見やすく材料を置いている、とも言える。

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青空だ。

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暗くなるまであと1時間。

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まずひとつめ。伊達冠石バラバラ事件。これで螺旋の一輪挿しを幾つか作る予定。

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ふたつめの石も。

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切るだけじゃなく、石の形を見ながらどんな花器が出来るか考えながら、切るより割った方が良いところは割る。

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3列の真ん中は切らないで割って3つにした。あれ、なんか「割れ」が「口」に見えるぞ。

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すぐ、こーゆー事しちゃうから”秘密のベールに包まれたなんか良くわからないけどすごい巨匠”になれません・笑

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暗くなる前に、一瞬雲がピンクに染まる。

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※この写真、クリックで拡大します

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6時前に仕事場を出るとき、半月がくっきりと仕事場を照らしていた。自分の影が石に映る。明るい夜だ。月光の影が綺麗。写真はくっきり見えていた自分の影をiPhoneで撮ったものだけど、さすがにこれしか写らなかった。肉眼では明るく見えていたのに。どれだけ人間の目ってすごいのか。