いろんな色の石のペン皿

晴れただけじゃなくて温かい。

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厚手のトレーナーは着ないで仕事へ。

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このまま温かくなるというので予定を変更して、午前中、水を使う磨き仕事する。今まで連日、昼まで仕事場の水は凍ってた。
数日前に、石ばかりでは無く、手までグラインダーで削りましたが、全然治りません。年とると自然治癒力も落ちる。写真クリックで生々しい怪我のアップの写真(を見せようと思いましたが趣味が悪すぎるので自粛。写真はありますが)。

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仕事日和。昼に一旦、昼食のため道具を片付けて(これが面倒くさい&時間の無駄)家に戻る。

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家の玄関の今の様子。最近、磨きの部分が無い、全面割れ肌の「伊達冠石の一輪挿し」を作ってる。磨き部分が無いものが商品になると思わなかったけど、全面、割れ肌で、ってご依頼いただくことが続いた。作る側の勝手な思い込みを省みる良い機会をいただいた。
同じ一輪挿しでも陶器のものに比べて、石だと重量があるので、こんなにたわわに実った南天の枝を挿しても倒れません。かなり重い枝だけど全然、平気。(なのが、ちょっと自慢)

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ものすごく蛇行した川の横を走って、午後の仕事へ。

15111408個展の時に、芳名帳に御記帳いただくためのペンを置くペン皿を伊達冠石で作ったら、作品をさておいて好評で(苦笑)その後いくつも作らせていただいた。

15111504伊達冠石だけではなくて、赤御影石のペン皿も何個か作らせていただきました。

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春に仙台でアートクラフトフェアに参加させていただくことになった。彫刻や石のクラフト作品を展示販売します。(詳細は近くなったらお知らせします。よろしくお願いします)そこに、いろんな色の石のペン皿が並んでいたら、華やかで良いと思って、初めて緑の御影石でも作ってみたよ。赤や緑の御影石は磨くと石の目が浮かび上がってキレイ。
石でクラフトを作っている人が、全国でどれくらいいるかわからないから、石のペン皿というものがどれくらい世の中に存在しているのかわからない。「石のペン皿」で検索するとびっくりするくらい、このブログのエントリーばかりだから、ほとんど無いのかもしれない。手間も時間もかかるけど、小さくて薄いものに高い価格を付けても誰も買わないから、市場原理からいって、作る人はいなくても不思議ではない。全然、不思議じゃない・苦笑

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白御影石でも、作ってみた。いろんな色を並べるときに白があると他が引き立つ。基本、引き立て役になりそうでちょっと可哀想だけど。
僕の作るペン皿は上の面が「割れ肌」と言って石を割ったときに出来る凸凹な面なのが特徴。ダイヤモンドカッターで石を薄くスライスすればある程度大量生産は可能。でもただ平らな面だと面白くない。わざわざ石を割ってそれを薄くして、ペンの載る部分は凹の形に削って四方は磨いて。ひとつのペン皿の中に3つの石の表情を入れてます。底も入れると4つの違った風情。心込めてるんですから。

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アートクラフトフェアまでに、まだまだ、たくさんの作品が必要。心配なのは大雪で仕事場に入れなくなることと、凍る日が続いて水を使う穴開けや磨きの作業が出来なくなること。だから今の内にがんがん仕事してひとつでも多く完成させておく。あと何種類かの色の違う石もあるんだけど、キリがないからペン皿の制作はこれくらいにして終了。石の花器、石の一輪挿しをこれから50個以上作るよ!