雪と嵐の後

昨日、雪と嵐で石彫りを休んだ。仕事場どうなってるかな?と思いつつ到着。雪だらけ。

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今、僕の仕事場は半年くらいかかる工事の資材置き場兼駐車場になってるから、昨日、雪かき終わってるかもと思った。甘かった。期待した自分がイヤだ(笑)

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ひとりで黙々とやります。自分の仕事場だから当たり前です。すぐにセーターを脱いで。冷たい空気と温たまる身体。年に数回だけなので、気持ち良い、と思える余裕がある。これが毎日だったら無理。
宮城は雪国じゃないからちょっと雪が降ると、あっちでもこっちでも車の事故だらけになって、いろんなところに落ちたりレッカー車で運ばれてる。

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雪かきして仕事場に無事入れた。雪はあるけど寒く無い良い日。たぶん雪が断熱になるのでは?雪がないと底冷えする。たっぷり空気を含んだ雪が地面に載ってると違う。それに仕事場一面に、鏡を敷いたみたいにレフ板の効果で明るいし。

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今日の石テーブル。

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明るくて青くてきれいな空だ。台風や、昨日のような嵐の翌日は空がきれいなことが多い。チリを吹き飛ばすからか空が澄んでいて雲もドラマチックで、屋外に建てた彫刻の営業写真を撮るのにはぴったり。まして雪があると自然のレフ板が無数にあって明るく撮れるし。

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見た目の風景は寒いけど、朝一番から磨き用のホースの水も、すでに解けているのですぐに仕事に入れた。

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なんて良い日。思わず「太陽の神様、ありがとう」って言う。こう言うときは眩しくても裸眼に太陽を当てて言うことにしてる。石彫りを始めたときからずっと。目に悪いかもしれないから、よい子は真似しないでねw

振動ドリルで石に穴を開ける作業。摩擦でドリルがやられるので、濡らしながら。いつも独り占めして見てる水面の模様が美しいので、こちらをご覧いただいている皆さまにお裾分けします。

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道具置き場のプレハブに緊急用のカップラーメンがひとつ残っていたので、それだけ食べて仕事を続行。

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メッセージで写真が届いた。今朝、出てくるときに、伊達冠石の小さな玉石の花器を直接買いに来てくれた方が、すぐに花を挿したところを送ってくれた。

さっそく 大好きな起き上がりこぼしと一緒にお庭の南天を飾ってみました(*^▽^*)
幸せでほっこりしています。

僕の作った彫刻や花器が、生活の中で実際に使われているところを、見せていただくのは本当に嬉しい。個展にもエミシ工房のオープン展にも来てくださって、ありがとうございます!ひとみさん。

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青い空と雪によるレフ板の効果で明るいし、地面の上の邪魔なものは隠してくれるし、何気ない仕事場の風景も撮りたくなる。

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雲もドラマティック。

#イマソラ #blue #sky #clouds

Tamaki Yamanakaさん(@yamanakatamaki)が投稿した動画 –

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一瞬だけの夕焼け。

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1分後には白い雲に戻っていた。

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今日は4時頃から水が凍り始めた。さすがに水が凍り始めている中で、水を使いながら石磨きをするのはちょっと辛い。

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でも、とにかく仕事をすればいつか作品は完成します。しなければ永遠に完成しない。当たり前だけど励みになる。
今日、磨き終わった石のペン皿。夕陽を反射してる石テーブルに置いてみた。左から、赤御影石、緑御影石、伊達冠石、白御影石。側面ツヤ磨き、上面割れ肌。ペン受け部分は荒砥仕上げ。

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磨き終わったばかりの「伊達冠石のフタもの」に水を入れて夕日をつかまえてみた。花器にしても良いし、大事なアクセサリーの入れ物にも。

今日、完成したクラフト作品も「みやぎの力 アート&クラフトフェア」で展示販売する予定です。
2016年2月24日(水)〜29日(月)(10〜19時:最終日は18時まで)仙台三越本館7階ホール