白い世界と雲の犬

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台所の前の竹林の竹が葉に雪を乗せた重みで、家に向かって倒れてきてる。もうすぐでガラスに当たりそう。

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雪と靄でホワイトアウト。

white world #white #snow #fog #road #driving

Tamaki Yamanakaさん(@yamanakatamaki)が投稿した動画 –

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水道の通っていない仕事場の水仕事用に、家の水道で組んできた20Lのポリ缶ふたつを、雪で滑りだらだら坂を上ってきて入れる。全部で4缶。磨き仕事の時は毎日これ。僕の仕事場は今、横を通る国道の水道埋設工事の資材置き場&工事車両の駐車場になっている。やっとこの、仕事場周辺に住んでいる方たちも水道が使えるようになると、春の完成を心待ちにしている。今までは沢水や山水を溜めて暮らしているのだ。

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先日、工事をしている人ちょっと聞いてみたら、僕の払える予算では、道路から僕の仕事場のテントまで水道をひくのはとても無理なことがわかった。自分の仕事場に水道を引けないのに、そのための工事の基地になっているという皮肉・笑

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先日、磨き終わった伊達冠石の一輪挿しがイマイチ気に入らない。

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せめて鏡面仕上の磨きを、渋いつや消しの黒い色にしてみようと思って、時間をかけて鏡のように磨いた面を砥石で低い番数に下げてみる。砥石の番数を磨きながら何段階も上げていくとツヤが出るのだ。

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せっかく磨いた時間が無駄になるけど。

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少しでもいい作品になれば、と思いながら砥石をかける。

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何かに当たっても角が欠けにくくするための面取り部分だけ、ツヤ磨きを残してみることにする。

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と、ここまで作業したところで、土手の上のポリ缶からホースでテント下まで引っ張っている水が溶けて、ホースからチョロチョロ出始めた。11時まで水が出なかったのは昨晩の寒さとまわりの雪のせいか。砥石をかける作業の続きはまた今度にして、機械を使って磨きの仕事を始める。

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出張に行っていたカミさんから連絡が入ったので道具を片付けて、新幹線の駅まで迎えに行く。白石温麺食べる予定が定休日で「龍龍」に。この時代にラーメン500円はすごい。知ってる人は知っている。3時前なのに満席。店主の夫婦喧嘩が美味しいスパイス。

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ワンワン。
空を見るのは大好きだけど、雲を何かに見立てるのは全然興味ないしあんまり面白いと思わない。だけど思わずはっとするようなカッコ良い犬のような馬のような狼のような顔だった。この8秒前の雲の顔が、最高にかっこ良かった。あわてて車を止めてiPhoneを起動し急いで撮ったのがこの写真。そして5秒後にはもう目も鼻も無くなっていた。