今年の冬から、石に直接字を彫る作品を作り始めた。
例えばこれ。
宮城から北海道に一度旅したこの”Love & Peace”は先日、千葉での2人展の初日に、作家の方に求めていただいてとても嬉しかった。(作品が売れることを、「お嫁に行った」という言い方が結構普通に使われるんだけど、どうしてもその言葉を使うのに抵抗があって使えない。使いたくない)
東京の個展にも飾りたくなって、今日またひとつ作った。
良い形に割れた伊達冠石の肌を残しつつ磨いた麺に文字を書く。
ルーターでなぞって彫っていく。
少しずつ深くしていく。
磨いた面に字を彫り終えた。
文字以外を覆って、赤い塗料で着色。
乾いたらゴールドで2回着色。その後、文字の中にほんの少しの角度を変えるだけで、きらきら光る金ラメを定着させて着色終了。
覆いを外して
余分な塗料を砥石で落として、文字を研ぎ出す。この文字が再び浮かび上がってくるところがドキドキして楽しい。
来月の東京での個展「BORDER & SPIRAL」に展示する予定です。