卵問題の解決

 我が家ではゆで卵がずっと大問題だった。友だちのお百姓さんに毎週、平飼いの有精卵を持ってきてもらっているので新鮮さが逆にあだろなって、ゆで卵がむけない、むけない。ほとんど黄身だけになってしまうことも珍しくなかった。1週間くらい置いた卵ならずいぶんむきやすくなるんだけど、そのために1週間も置くこともあまり現実的ではない。
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 いろいろ試して僕は卵のおしりに画鋲で穴を開けるようにしていた。(2年前のエントリー)(写真左)
 ところが昨夜のNHK試してガッテンですごい技が紹介されていた。なんとおしりを少し割ってしまうというのだ。(NHKサイト)(写真右)
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 早速、月曜日の産みたて卵でやってみたらなんと!初めてつるんとむけた。驚き。新鮮な卵には二酸化炭素が含まれていてそれを茹でると白身がぼそぼそになってしかも殻をむきにくくなる。逆に言うと1週間以上たった卵は二酸化炭素が抜けているからつるんとしたゆで卵になる。卵にはおしりに気室があるのでそちら側の殻を少し割っても薄皮に守られて中身が飛び出てしまうこともないし、茹でると新鮮な卵でもそこから二酸化炭素がどんどん出て行くという訳。画鋲作戦もいい線行ってたんだけど。だいぶむきやすくなっていたけど小さな穴ひとつでは抜けきらないことの方が多かった。
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 味付け卵も数日前から準備して作っていたのにすぐ味をつける方法も紹介されていた。塩味は殻のまま、それ以外の味はからをむいてどちらも熱々のまま冷やした調味液につけるというもの。何と塩味なら30分で味がついてしまう!という。
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 こちらの半熟卵もだし醤油に2時間漬けただけで味がついていた。
昨日の番組は、目から鱗がぼろぼろ落ちまくりました。


※もひとつ、テレビで知って衝撃的だったことで以来ずっと実践している事のひとつにガスコンロの魚を焼くグリルの使い方がある。今おいしいサンマを塩焼きにするのは最高だけど油でギトギトになったグリルを洗う仕事が残っていると思うとおいしさも半減するくらい大変だった。だけど今では焼く前に受け皿に水を張ったら片栗粉をスプーン3杯くらい入れて良くかき混ぜておく。そうすると魚を焼いた後、放っておけば温まった片栗粉が冷えるのでゼリーのようにぷるんと取るだけ。後は水洗いで大丈夫なくらい油分を取り込んでくれる。もしお宅も受け皿に水を張るタイプのグリルだったらお試しあれ。すごいよ。