小春を埋めた

13021002 今回の東京行きは、会田誠展を見ることの他に、もうひとつ大事な目的があった。

 実家の庭に小春の骨を埋めたかった。

 思いを伝えると父親も母親も「いいよ」と言ってくれた。そして「あそこに埋めたらいいんじゃない」と言ったところがピンポイントで全く同じ場所だった。別々に聞いたのに仲いいな・笑
 庭のあんまりメインのところだったので辞退して、片隅に埋めさせてもらう。

13021003

13021015 遊びに来ていた姪っ子は、小春を埋めるなんて話をしていないのに、小春に手紙を書いてきてくれていた。小さい頃、我が家に遊びに来てくれた時も、いつも一番小春の世話をしてくれた。東京の実家に連れてきた時も遊びに来ていたら面倒を見てくれた。おかげでカミさんと僕が出かける事ができた。小春に書いてくれた手紙だったから読まずに一緒に埋めたけど、どんな事書いたか少し教えてくれる?と聞いたら「私は犬語がわからないから日本語で書くね」って書き始めたんだよ、と教えてくれた(泣)今では僕の高校の後輩だ(笑)

13021004

13021014
 王羲之展で買った入れ物(この容器、本来はつまようじ入れらしいが・笑)に小春の骨を少しだけ分けて手元にはそれだけ残す。後の骨を埋めた。

 小春を埋めた土の上に、目印に自作の石の彫刻を置いた。命の繋がりをテーマにした作品。以前にこれを大きな作品として制作したこともある。(右写真)

13021009

 小春を見つけるときの印として、すごくしっくりきて、何だか心が落ち着いた。合掌。