部落の総会:2013

 年に一度の部落の総会。今年も書記を仰せつかりました。ありがたいことです。(辛くて胃が痛いけど)なんか変な奴がいるなぁ、じゃなくてメンバーにカウントしてくれる地域の皆さんに感謝。僕の字は個性的に過ぎて読めないと思いますが・笑
 総会の後の懇親会で地域の方々に昔の話を聞かせていただく。これがとても幸せで興味深い時間。わずか40〜50年前の話が想像を絶する世界。本当にこの半世紀は日本という国にとって激動の時代だったことを感じる。
 靴なんて高価なものは無くて裸足で登校した、今はコンクリートで囲われた田んぼの用水路が昔は川でみんなそこで米を研いでいた、水道が通じたのは40年くらいまえの話、それまではみんな井戸だった、メインの道路は対面通行の難しい砂利道だった、などなど。信じられない。
 そーゆー昔話を聞かせてもらいながら、ふだんほとんど交流の無い部落の方々と、酒を飲んで話が出来るのは幸せな事。都会でキーボードを叩くだけで大金を得るのとは違う、体を粉にして働いていた世界が日本にはたくさんあって、信じられない苦労をして、信じられない変化を体験した人がいる。そんな話を聞かせていただけるのが幸せ。

 地域の清掃で、水路脇の見事な桜並木を歩いていたら、「この桜はわたすが子供の頃植えたんだよ」とおばあさんに言われた時の驚きは今でも忘れられない。木が生きる年月と人が生きる年月を重ねて考えたことがなかったから。80年経つと桜も美しく咲き誇ります。

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 部落の年寄りの話を聞かせてもらうのは、幸せで、刺激的で、楽しい。
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