放射能精密測定

 知り合いが放射能の測定所を開設。現在、試運転期間なので試料を持って訪ねる。

13051801

 研究のために放射線の測定を長年に渡り実践してきた方。原発事故後にいくつか民間の放射線測定室を訪ねたけれど、それらとは全く違うシステム。いくつものモジュールを組み合わせていた。

13051802

 遮蔽の鉛は6cmが理想だけど手に入らなかったそうで5cm。

13051803

 パソコンに取り込む際にノイズが含まれるデータを増幅するのではなくて、高電圧をかける事で、その前の計測の時点でデータを増幅してより精密な値を得るという。

13051804

 というか、とてもていねいに説明してくれたんだけど、あまりに専門的で僕の理解が追いついていないのですでにこの説明も間違っていたらごめんなさい。飲み友だちだった人がこんなにすごい学者だったなんて。

13051805

 今回は測ってもらいたいものをふたつ持参した。

13051806

 ひとつは放射能は検出されなかったので食べる事にした。もうひとつのものは5時間をかけての精密な検査で20Bq/kgの検出。たくさん食べるものだから残念ながらこれは食べない事にする。

 地元の山菜の放射能の測定値が高いものが少なくない。公的な機関はデータをわかりにくくそっと出しているから知らない人も多いけど、それはそうだ。山は除染していない。というか除染は無理。落ち葉などから何度でも循環する。だから山のものの放射線値は原発事故当初と変わらないし、集まりやすい場所は逆に数値が上がっている。放射能事故が実際に起こって、現実に未だに避難を強いられている人が16万人だとしても、この国にある全ての原発を作り、事故があった今でも原発推進の自民党をみんな支持しているんだから余計なお世話だと言われるのはわかっている。だけど山菜は測ってから食べた方がいいと思うよ。