同世代ランチ

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僕のパスタを食べたいなんて言う奇特な友だちがいて。何ヶ月も前の約束なんだけど、さゆりさんといくこさんを招待してやっと我が家でランチ。

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オーストラリアに行ってきたばかりのさゆりさんからお土産をもらう。たまたま開催されていたオノ・ヨーコの個展のDMはレアだ。オーストラリアの白い石も。石彫りの僕にはとてもうれしいお土産。黒い粒はタスマニアのペッパーベリーという名の胡椒。食いしん坊な僕は我慢が出来ずに一粒、口に入れた。がりりと噛むとベリーの香り、おお素敵と思ったら舌がビリビリ痺れてきた。強烈!

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そして生アーモンド。ピーナツも煎らないで殻ごと茹でる茹で落花生はとても美味しいものだけど、ロースとしないで水に漬けておくと食べられるそうなのです。で、生まれて初めての生アーモンドも一粒口へ。美味しい。

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カミさんが柚子胡椒入りのサラダやごぼうの炒め物を前菜に作ってくれた。僕はパスタとスープを担当。すぐ食べるより冷凍庫でしばらく凍らせておいた方が旨みが増す(気がするという我が家だけで通用する研究結果がある)ので事前にボロネーゼ(スパゲッティミートソース)作って冷凍で寝かしておいた。
さっき囓った黒胡椒のせいで舌が完全に麻痺。味が全然わからなくなって最後の味見は無し。勘でやる。馬鹿だ。

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野菜だけのシンプルなスープは昨晩作っておいた。良く洗った野菜のくず(玉ネギの皮、ニンジンの皮やへた、ジャガイモのむいた皮)で出汁をとってベースのスープを作り、さいの目に切った野菜を煮ただけ。皿にみじん切りにしたピクルスと漬け汁を入れておいてコンソメスープを注いでサワークリームを浮かせれば、ベラルーシ風のスープに。

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味付けに使ったモンゴルの岩塩は荒浜のSANTA FEでピザとパスタを食べた帰りに買ったもの。津波で全てが流される前に。なんかSANTA FEでの幸せなだった時間のタイムカプセルのように思えて、今はなんとなく思いを込めた料理を作る時だけに使っている。

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3人展の折にさゆりさんにもらったKOHARU WINEをこの日のためにとっておいて乾杯した。

ひとりは僕と同い年。ひとりはひとつ年下のカミさんと同い年。同世代の4人だ。同世代っていいもんだ。なんか自然体で話せる。放射能の問題で行動している中で出会ったから、大事にしている根本の感覚を共有しているという安心感もある。同志みたいな。それに、さゆりさんと僕は同じ年に愛知県で生まれて、東北で出会った。きっと縁があるのだ。

それにしても暗くなるのがあっという間過ぎ。楽しい時間をありがとう。

今度はもっとみんなを誘って、餃子パーリィで・笑 レッツ・パーティ!