どこでもドア

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今回の個展「山中 環 彫刻展 with flower」が終わった途端、東北は連日快晴となり、汗ばむ陽気の中で個展の後始末をしています。

僕にとって個展会場のドアはまるでドラえもんの「どこでもドア」でした。好きな人、会いたかった人、会いたくても何年も会えずにいた人、はじめましてな人が、次々と「どこでもドア」を開けて僕の目の前に現れました。夢のようでした。

インターネットの時代、遠くはなれていても「おしゃべり」は毎日だって簡単にできる。でも同じ場所で顔を見て話すっていうシンプルな事から、もらえたものはとても大きかった。同じ空気を吸っておしゃべりしたし、嬉しい握手もした。ずっと握っていて熱くなった石をくれた友だちもいた。子どもか!(笑)

思いがけない程、多くの方に来ていただきました。弾丸ツアーで遠くから駆けつけてくれた方も何人もいて申し訳ないような気持ちになったけど会えたのはシンプルに嬉しかった。写真を撮ってfacebookやブログに個展情報とともにアップしてくれたり、良い作品展やってるから行きなとメールや電話をもらったから来てみました、という方も何人もいました。写真入りで新聞記事にもしていただきました。あちこちに応援団がいたみたいです。
僕が気が付かないところで、応援団を買って出ていただいた皆さんもいたと思います。直接お礼が言えなくてすみません。ありがとうございました。

来ていただいた皆さんと、作品を前にしておしゃべりして感じた事がありました。これからの課題や未熟さも思い知り、心は今日の天気のように晴々とはいきませんが、これを糧にまたやっていきます。

「どこでもドア」を用意していただいたミュゼマエナカの前仲 万里子さんと邦哉さんに感謝いたします。
フラワーアーティストの森先生と打合せをしながら企画を進め毎日、夜になると花を外に出してリフレッシュさせて、毎朝、花を生け直していただいたスタッフの金子さん、ありがとうございました。

そして、「どこでもドア」をくぐって個展会場に入ってきていただいた皆さまに改めて感謝を。
みなさんの顔を思い浮かべながらこれを書いています。

ありがとうございました。

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個展記念の超個人的企画「石の花器:写真募集のお願い」に、これを読まれた方で、まだ参加されていないあなたの写真もお待ちしていますよ!

【追記】
お寄せいただいた写真はこちらのページにまとめました、ありがとうございました!
いろんな世界の石の花器