ハグロトンボ:20160719

この時期、家の裏の水路に生まれるハグロトンボを撮るのが毎年の楽しみ。今日も少し時間があったので撮ってみた。

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今年はいつもの年にましてたくさんのハグロトンボがかえって、家の裏山に足を踏み入れると5〜10匹以上がパタパタと飛び上がる。毎年、撮ってきたけどこんなにたくさんの年はない。

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気候が影響しているのか、農薬の激減か。

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うっとりするシルエット。なんて精細な。真っ黒、というのもオシャレ、でも光の当たり具合でオスは尾が金色の緑に輝くし羽根も紫のような茶色のような黒。

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浮かび上がる模様も美しい。この写真みたいに強い直射日光を浴びるとその模様がはっきりと見える。

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4枚の羽を扇を広げるように開いていくのが、他のトンボと違うところ。

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扇を全部開いたような状態は一瞬しか無いので、それを撮るのもゲームみたいで楽しい。

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羽根を広げるのは飛んだ後。しばらく止まったトンボは羽根を開かない。

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でも、じっとしているよりけっこう飛ぶ。虫を捕食しているから。この写真のハグロトンボも蚊を捕まえた。
頭の部分をアップにしてみる。

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ほら、食べてる、食べてる。

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このハグロトンボは頭をくるくる回したり、眼球を手で磨いたり、手を口で舐めたり、忙しい、忙しい。スペシウム光線出すみたいなかっこして笑った。動画でも撮ったのでどうぞ。

糸トンボは体が細いのでオートフォーカスが効かない。トンボに合ったり、すぐ横の葉っぱに合ったり。なのでマニュアルで撮ることが多い。ファインダーを覗ける静止画と違って、動画はモニタでしか確認できない。ピントが微妙なのはご勘弁を。それにトンボが体を少し前に傾げるだけでピントが合わなくなってしまう。羽根を広げるところを撮る時はピントをバッチリ合わせてあっても羽根を開く時に、相撲の仕切りみたいに、頭の位置がわずかに(1mm?)前にくるのでもうピントがずれてしまう。

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奥のトンボは産卵しているのかもしれない。尾の黒いのがメス。手前の緑の金色に光る尾を持つのがオス。

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これはオス。

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これはメス。

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風に煽られても一生懸命葉っぱに捕まってる。

液晶モニタを見ながら動画のピントをマニュアルで合わせる練習。