紙飛行機

08091701.jpg子供の科学という雑誌の別冊で「よく飛ぶ紙飛行機集」と衝撃の出会いをしたのはたぶん小学校5年生の時。本のページを切り取ってセメダインCで接着し調整してから飛ばしてみてその飛行性能に一発で魅了された。(ちなみに設計者の二宮さんは世界で初めての国際紙飛行機大会で距離、滞空時間共に1位になった人)その頃住んでいた徳島県は土管の置いてあるような空き地がまだあって思いっきり飛ばしたものだ。あっという間に全ページ無くなってしまい、その後何度も1〜3集を買っては作ったものだ。工作が大好きで何でも自分で作っていたけど完成を急ぐあまり仕上がりが雑になる傾向があった幼い頃の僕にていねいに時間をかけて作らないといい(よく飛ぶ)ものは出来ないんだよと教えてくれた本でもあった。
 美術を教えている近所の小学生の家が米を作っている農家なので稲刈りが終わった自分ちの田んぼで思いっきり飛ばせるから紙飛行機を作ろうということになった。(僕は何日もかけて作った紙飛行機がよく飛んだあまり高い木の梢に引っかかって何度も泣いたけどその心配もない)僕の手元に残っているくしばの様になっている3冊の中から好きなのを選んでいいよと言ったもののほとんど残っていなかった。amazonで検索してみると再編集して売られていることがわかり思わず3冊買ってしまった。重りに使う板鉛も釣具屋で買ってきた。幼い頃を思い出してワクワクする。僕も30年ぶりに作ってみるか。今日行った大蔵山で飛ばしても気持ちよさそうだなぁ。草原でキャンプするときにも持って行こう。