アンチョビとキャベツのパスタ

 今年、今の時期のキャベツがおいしい。甘くて柔らかくて。今年の春キャベツは固くて全然美味しくなかったのに気温の関係だろうか。
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 おいしいキャベツがあるとアンチョビとキャベツのパスタが食べたくなる。アンチョビを叩いてニンニクの香りを移したオリーブオイルに放り込んでおいてその間にパスタを茹でる。茹で上がる前にキャベツも放り込んでアンチョビと和えるだけ。キャベツが甘いと塩っぱいアンチョビとお互いが引き立て合って本当にうまい。
 手前の小さなフライパンで煎ってるのは銀杏。茶封筒に入れてレンジで1分弱が音は恐いけど一番お手軽なんだけど、木槌で叩いて割っておいて鉄のフライパンやダッチオーブンで煎ったものとは風味が全然違うので余裕があれば煎る。だけど煎った後、熱い銀杏を割り出して薄皮をむくのが大変なので更に少しだけ煎って手でもんでエメラルドのようになったものを取り出す。今日はそれも面倒くさかったので最初から割り出して煎ってみたら美味しくなかった。失敗。きっと殻の中で蒸されるように煎られることで美味しくなるんだろう。ひと手間かければその分おいしくひと手間抜けばその分美味しくなくなる。「作る」というのは何でも一緒だ。
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 パスタは普通の麺に余っていたフィットチーネも混ぜたんだけどこのパスタには1.6mmの普通のが一番美味しいかも。今度からフィットチーネとの組み合わせはやめよう。でもうまかった。ごちそうさま。