石の花器

イサム・ノグチが愛したことで有名な伊達冠石(地元の人は泥かぶり石とよんだりもしています)の丁場(山から石をとるところ)が仕事場からすぐで、伊達冠石で彫刻や石の花器や石のクラフトを作ることが出来る幸運に恵まれていますが。

伊達冠石ではなくて、黒っぽい石や白っぽい石で、磨いてない素朴な感じの屋外で使う石の花器を依頼されたので作りました。そういえば伊達冠石ではない石で花器を作ったのは、ずっと昔、河原の石に穴を開けるだけのものを作った事があるけど初めてかも。伊達冠石の泥のような不思議な素材感が植物にあってると思って作り始めたから。

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今日、水漏れテストも終え細部の調整もして11個、完成しました。ご依頼いただいたのは3つですけど、いろいろ作ってみました。ここから選んでいただきます。(なのでこのうちの8個は売り物になりますからね。どうぞよろしく・笑)

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国産の白御影石。Φ32mmの穴。自然の肌+小叩き仕上げ+ビシャン

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国産の白御影石。Φ32mmの穴。ビシャン仕上げ

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伊達冠石。Φ32mmの穴。自然の肌+ノミ仕上げ+割れ肌。風化による微細なヒビを防水用のシリコンで目止め。

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インド産の赤御影石。Φ27mmの穴。割れ肌

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インド産の赤御影石。Φ27mmの穴。割れ肌

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伊達冠石。Φ32mmの穴。割れ肌

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川原の石。Φ27mmの穴。自然肌

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浮金石。Φ27mmの穴。割れ肌

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インド産の黒御影石。Φ27mmの穴。割れ肌

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インド産の黒御影石。Φ27mmの穴。割れ肌

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インド産の黒御影石。Φ27mmの穴×2。割れ肌

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今日も夏のような日でした。輝く細い胴体が綺麗な糸トンボ。いろんな色のいろんな種類のがいて嬉しい。時々、こうやって仕事の合間に遊ぶ。

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夕方の仕事場。金色の穂の草と作品のまわりを取り囲んでいる黄色の花の草は刈らないでいる。

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石の花器を撮るために、50mmの単焦点レンズを付けてEOS Digital Kissを持っていった。初めて買った一眼。今でもタイムラプス撮影で活躍している。

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仕事場の石を彫っているテントからの夕方の景色。うっとりする。一番きれいな光が当たるところに作品を置いてある。

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花器などを作る時に穴開けをした石。石で花器だけじゃなくて、クラフト作品をつくるようになったので、今までは捨てていた、この石の使い道を見つけた。

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せっかく単焦点レンズをつけた一眼レフを仕事場に持っていったので夕方、いろいろ撮ってみる。

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アブも嬉しそうだ。

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夏のあんまり暑い時はこの木陰に椅子を置いて休憩する。幸せスポット。

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