ひな祭りコンサート

地元の公民館で地元の方のためのコンサート。

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音楽会や主宰する音楽教室で歌うことはあったけど、地元で地元の方の前で歌うのは初めて。

♪どじょっこふなっこ〜早春賦
♪おぼろ月夜
♪お菓子と娘

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いつもペアを組んでいる方と二重唱
♪林と思想
♪まなこをひらけば四月の風が
(宮澤賢治の死による重唱曲集「風がおもてで呼んでいる」より)

いつも伴奏を弾いたいただいている方の電子ピアノの独奏
♪幻想曲 さくらさくら
♪パッヘルベルのカノン

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カッチーニのアベマリア
♪愛されている(星野富弘の詩による歌曲集「ひとつの花が咲くように」より)
♪すみれの花咲くころ

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スタッフ含め地元の公民館に約70名!の方にお集まりいただきました。地域の方のために企画されたけど、開かれたコンサートだったので、仙南や仙台からも友だちたちが駆け付けてくれました。(どうもありがとう!)

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会場を撤収した後、車でほど近い「cafe橙」へ。友だちと歌い終わったばかりのカミさんと4人でランチ。

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友だちにオーダーしているアクセサリー。制作途中のを持って来てフィッティング?して感じを確認してくれた。

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僕はアクセサリーのことは良くわからないんだけど、なんかカミさん「らしい」。

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カミさんも喜んでいた。完成がますます楽しみ。

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何を食べようか4人で悩んでいたら、裏メニューで「アボガドの生パスタもありますよ」って!
先月、お店のインスタグラムを見て、あんまり美味しそうでいただいたら、予想を超える美味しさで「美味しい美味しい」を連発していたから、もし注文があっても応えられるようにアボガドを用意してくれていたという。

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そりゃ、4人とも「アボガドとベーコンと柚子胡椒の生パスタ」になるでしょ。(どうもありがとうございます!)
身体が楽器のカミさんは、コーヒーや甘いものはもちろん、肉や魚もこの数週間とらず玄米と味噌汁と少しの副菜しかとっていなかったので(それに僕も巻き込まれていたけど)久しぶりの「普通」の食事だ。

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食べ終わっても、おしゃべりしていたら、友だちが、コンサートで歌っているカミさんの周りに光があったよって言う。実は今日がカミさんのお父さんが亡くなってからちょうど1年の日だった。お父さんも聞きに来ていたな。きっと。

でも、お父さんが亡くなる数週間前に、緩和ケア病棟にあったピアノでカミさんがお父さんに「私が生まれた日」を弾き語りで聴かせてあげるのが間に合った。とても喜んでいた。僕がお父さんの涙を見たのはその時が最初で最後だった。

一年前の今日。朝、お父さんを病院で看取ったカミさんから「駄目だった」って電話をもらって、ひとり東北自動車道を関東に向けて走っていた。AMラジオをつけたら奇妙礼太郎が歌う「赤いスイートピー」が流れてきて、その声と歌い方がとても胸に迫ってきたことを思い出した。

歌はいつもいろんな思いと重なる。時に匂いすら一緒の記憶になる。

友だちとのランチはあっという間だった。お昼の店じまいでサヨナラが名残惜しかった。楽しい打ち上げをありがとう。今日から本番前の緊迫感のない普通の生活に戻るよ・笑